柔道は女子57キロ級の広瀬順子(伊藤忠丸紅鉄鋼)が3位決定戦でスペイン選手を破り、銅メダルに輝いた。柔道女子が採用された2004年アテネ大会以来、日本勢のメダルは初めて。


 男子73キロ級の北薗新光(アルケア)は3位決定戦でドイツ選手に敗れ、5位だった。


 競泳は男子50メートルバタフライ(運動機能障害S6)の小山恭輔(日鉄住金P&E)が5位で、3大会連続メダルを逃した。女子100メートル背泳ぎ(視覚障害S11)の小野智華子(あいおいニッセイ同和損保)は8位。


 日本勢のメダルは銀1、銅3の計4個。


 前回覇者のゴールボール女子の日本は1次リーグで地元ブラジルを2-1で下し、今大会初勝利。車いすバスケットボール男子の日本はスペインに39-55で負け、1次リーグ2連敗を喫した。


 日本選手団最年長の68歳で卓球女子(車いす5)の別所キミヱ(兵庫県障害者スポーツ交流館)は8強入りした。


 陸上女子走り幅跳び(切断などT44)の中西麻耶(うちのう整形外科)は4位。自転車男子3000メートル個人追い抜き(運動機能障害C3)の藤田征樹(日立建機)は5位だった。


女子57キロ級3位決定戦 銅メダルの広瀬は歓声に手を振って応える(撮影・山崎安昭)
女子57キロ級3位決定戦 銅メダルの広瀬は歓声に手を振って応える(撮影・山崎安昭)
女子背泳ぎ100メートル(S11) 決勝で8位でゴールした小野(撮影・山崎安昭)
女子背泳ぎ100メートル(S11) 決勝で8位でゴールした小野(撮影・山崎安昭)
女子シングルス1次リーグ(車いす5) 香港選手からポイントを奪い、ガッツポーズする別所キミヱ(共同)
女子シングルス1次リーグ(車いす5) 香港選手からポイントを奪い、ガッツポーズする別所キミヱ(共同)
女子走り幅跳び(T44) ジャンプする中西(撮影・山崎安昭)
女子走り幅跳び(T44) ジャンプする中西(撮影・山崎安昭)