37歳でも健在 竜の「空振りしない王」大島洋平/セイバーメトリクス2022〈4〉

中日の大島洋平外野手が、リーグ2位の打率3割1分4厘をマークしました。バットに当てる技術の高さは2022年も健在で、空振り率は9・6%。11月に37歳を迎えた好打者が、セ・リーグでトップの数字を残しました。通算2000安打も見据えるベテランのバッティングは、まだまだ衰える気配がなさそうです。

プロ野球

現役最多 3年連続6度目

シーズン最終盤まで打率1位の村上(ヤクルト)を追いかけた大島。自身初の首位打者は逃したものの、バットコントロールではリーグトップだった。

空振りした割合(空振り数÷スイング数)を計算すると、9・6%。これは約10スイングで1回しか空振りしないという換算で、リーグワーストの村上の3分の1ほどだ。

大島のリーグ1位はこれで3年連続6度目。リーグ1位を6度は現役最多(2位はソフトバンク中村晃の5度)で、相変わらずの空振りの少なさだった。