【韓国料理】侍で最もペッパーミルが似合う男・今永昇太 分岐点のスパイス154キロ

韓国戦に勝利し、連勝を飾った侍ジャパン。3回3失点と苦しんだ先発ダルビッシュ有投手をリリーフしたのは「投げる哲学者」今永昇太投手(29=DeNA)でした。自己最速を更新する154キロをマーク。3回1失点と好投した試合後、ヒーローインタビュー&囲み取材の全文をノーカットでお届けします。

プロ野球

◆今永昇太(いまなが・しょうた)1993年(平5)9月1日、北九州市生まれ。永犬丸中では軟式野球部。北筑高では甲子園出場なし。駒大では3年秋に7勝2敗でMVP、神宮大会優勝。15年ドラフト1位でDeNA入団。エースに定着し、22年6月7日の日本ハム戦で、1四球だけの「準完全」でノーヒットノーラン達成。将来的なメジャー挑戦の意向も口にしている。178センチ、83キロ。左投げ左打ち。背番号21。推定年俸1億4000万円。

<WBC:日本13-4韓国>◇1次ラウンドB組◇10日◇東京ドーム

日本は打線が13安打、13得点とつながり、1次ラウンド2連勝とした。先発ダルビッシュが3回、2ランを含む3失点とまさかの先制を許した。その裏、連続四球で無死一、二塁とし1番ヌートバー、2番近藤が連続適時打。1点差とした。なお1死満塁で5番の吉田が2点適時打を放ち、すぐさま逆転に成功した。打線はその後も活発で、2番近藤から大谷、村上、吉田まで全員が打点を挙げた。投手陣は2番手今永から宇田川―松井―高橋と危なげなくつなぎ、流れを渡さなかった。11日はチェコと対戦、佐々木朗希投手が先発する。

「知らない力を引き出して」

ヒーローインタビュー

――大事な場面で見事な投球

今永(最初いろいろ聞こえず)チームが勝って良かったです。

――逆転した直後の登板

今永降板したダルビッシュさんとロッカールームで話す時間があって、丁寧に韓国打線の情報を教えてくれて、その情報通りに自分の真っすぐを信じて投げられました。

――WBCどんな舞台だった

今永そうですね、本当に自分の力を出させてもらいました。本当に今日、ご声援をいただきまして、本当にありがとうございます。

――2連勝。世界一へ向けて

今永まだまだしびれる試合が待っていますので、また皆様のご声援で、僕たちの知らない力を引き出してもらえたらと思います。本日はどうもありがとうございました。

「高めの方がいいんじゃないか」

囲み取材

――1点差で登板

今永中盤だったんで、そのままもう1回流れを持ってくれれば、ピッチングができればいいなと思ってマウンドに上がりました。

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