【初昇格】巨人・菊田拡和「1軍の4番」岡本和からつかんだ感覚/ファーム通信〈4〉

巨人4年目の菊田拡和内野手(21)が成長を示してます。イースタン・リーグでは4番に定着。力強いスイングで着実に結果を出し続け、5月9日のDeNA戦(新潟)から1軍に昇格しました。常総学院(茨城)では高校通算58発をマークし、「常総のバレンティン」とも呼ばれたスラッガー。好調の要因や野球人生のターニングポイントなどを聞きました。

プロ野球

▼「ファーム通信」連載一覧▼

◆菊田拡和(きくた・ひろかず)2001年(平13)7月23日、茨城県土浦市生まれ。真鍋小では牛久リトル、土浦第二中では取手ファイトクラブに所属。13年にU12W杯出場。常総学院(茨城)では1年夏からベンチ入り。3年夏は県大会準々決勝で敗れ、甲子園出場なし。高校通算58本塁打。19年ドラフト3位で巨人入り。昨季は2軍で86試合出場して4本塁打、35打点、打率2割5分1厘。182センチ、94キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸620万円。

1軍昇格当日のDeNA戦に勝利し、戸郷翔征(右から2人目)と笑顔でグータッチする菊田(右から4人目)=2023年5月9日

1軍昇格当日のDeNA戦に勝利し、戸郷翔征(右から2人目)と笑顔でグータッチする菊田(右から4人目)=2023年5月9日

「イースタン4番」で絶好調

菊田は今季のイースタン・リーグで25試合に出場し、88打数26安打で打率2割9分5厘、4本塁打をマーク。4本塁打はチームトップタイで、10打点を挙げた。

――今季、好調を維持していますね。ご自身ではどこが要因だと分析されてますか

やっぱりフォームを改善、フォームを変えたことが一番良かったのかなっていう感じですかね。構える時にトップの位置を、最初から引いた状態で構えたら、打席に立ったら、ボールの見え方とかが、すごいよくなった。そこ一番の要因かなと思います。

本文残り60% (848文字/1423文字)