【高橋星名の言葉／全中より】尊敬する森口澄士から「一番は楽しんで」のエール受け

フィギュアスケートの全国中学校大会（2月5～7日、長野市ビッグハット）で、初出場の高橋星名（13＝愛知・星槎名古屋中1年）が2位となりました。

今季は全日本ノービス選手権のノービスAで優勝。ショートプログラム（SP）、フリー後の取材対応では、出身地の神奈川から現在の京都・宇治市（木下アカデミー）へ拠点を移した経緯なども明かしました。

フィギュア2023.02.08 17:00

松本航

〈全国中学校大会：男子シングル2位〉

全中男子シングル上位成績

順位	選手	SP	フリー	合計
1	田内誠悟	66.32	123.72	190.04
2	高橋星名	63.04	124.05	187.09
3	西野太翔	61.44	124.07	185.51
4	蛯原大弥	51.42	111.94	163.36
5	佐藤和那	55.42	102.22	157.64
6	花井広人	49.65	103.20	152.85

全国中学校大会の男子を制した田内誠悟（中央）と2位の高橋星名（左）、3位の西野太翔

「17年全日本で浜田先生と出会って…」／SP2位（63・04点）

――演技を振り返って

高橋　初めての全中ということで、少し緊張もありました。少し危ないこともあったんですが、最後まで滑りきれたと思います。

――どこをポイントにしていた

高橋　今年初めての試合ということで、ショートとフリー、どちらもノーミスすることが目標。まずはショートをノーミスできて良かったです。フリーもこの調子で頑張りたいと思います。

――60点台を記録した

高橋　元々の自己ベストが全日本ジュニア（選手権）の60点だったので、今回はその上の63点を獲得できた。自己ベストも更新できて、すごくうれしいです。

――すごくホッとした表情をしていた

高橋　朝に練習したんですけれど、ちょっとジャンプがはまらなくて、心配もありました。その中でも最後まで滑りきれたので「すごく良かったな」という感じです。

ポーズを取る高橋星名

――本番の直前にルッツの確認をしていたが、失敗もあった

高橋　やっぱり少しジャンプが崩れていた感じだったので、心配だったんですけれど、先生の言葉を信じて、ちゃんと自分を信じて、トリプルルッツに挑みました。少し危なかったんですけれど、着氷もできて、コンビネーションもつけられたので、自己満足かなと思います。

――3回転をつけるのが厳しそうだったが、しっかりとつけた

高橋　昔は少し危なかったらダブルで安全な方に向いていたんですけれど「失敗してもいいから挑戦することが大事かな」と思って、ちょっと危なくても、トリプルをつける練習をしてきました。練習してきたかいがあったかなと思います。

――ジャンプのランディングの際、膝の使い方が柔らかいように見える

本文残り69％　（2009文字／2927文字）

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スポーツ

松本航Wataru Matsumoto

大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を２シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪（フィギュアスケートとショートトラック）、19年ラグビーＷ杯日本大会、21年東京五輪（マラソンなど札幌開催競技）を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は１８５センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。