【高橋大輔×野村忠宏の言葉】「リス兄弟」誕生の意外な由来 五輪の日本お家芸対談

フィギュアスケート男子で10年バンクーバー五輪(オリンピック)銅メダルの高橋大輔さん(40)が4日、五輪柔道男子60キロ級3連覇の野村忠宏さん(51)と対談しました。夏と冬の五輪で「日本のお家芸」の第一線を戦ってきた2人は引退後、さまざまな挑戦に乗り出しています。ビジネスや自己表現に情熱を注ぐ中、それぞれが描く未来とは―。約1時間に渡って展開したトークの主なトピックをお届けします。

フィギュア




◆高橋大輔(たかはし・だいすけ)1986年(昭61)3月16日、岡山県生まれ。7歳でスケートを始め、五輪3大会に出場。10年バンクーバー五輪で銅メダル獲得。14年に引退発表したが、18年に競技復帰。20年から村元哉中をパートナーにアイスダンスに転向。結成2年目の4大陸選手権で銀メダル獲得。22年日本選手権優勝。23年5月に引退後はプロスケーターとして活躍し、アイスショーもプロデュース。19年からマンション開発やリノベーション事業にも参画する。


◆野村忠宏(のむら・ただひろ)1974年(昭49)12月10日、奈良・広陵町生まれ。3歳で柔道を始め、96、00、04年と柔道男子60キロ級で五輪制覇、全競技を通じてアジア初の3連覇の快挙を達成した。13年に弘前大大学院で医学博士号を取得。15年に40歳で現役を引退した。現在は柔道教室「野村道場」を開催する等、テレビでのキャスターやコメンテーターとしても活躍。現在は治療院の経営者としても活動の幅を広げる。得意技は背負い投げ。


高橋大輔さん(左)と野村忠宏さん

高橋大輔さん(左)と野村忠宏さん


野村が3個の金メダルを電撃披露


2人が最初に出会ったのは16年。リオデジャネイロ五輪のテレビキャスターの仕事が決まった後の食事会という。


高橋 僕は(野村さんを)テレビで見ていた方だったので、最初めちゃくちゃ緊張していました。でも、気さくに話しかけてくださって(テレビキャスターの)仕事もうまく回してくれてお任せしていました。


野村 (高橋さんが)「痛い、怖い」が苦手な方と聞いていて。柔道家ってやっぱり怖いイメージなんですよ。相当ビビっていたよね。こっちはこっちでフィギュアスケーターで五輪を目指してきた時の映像しか見ていないんで。関西人ではあるけど、関西臭を消していまして、シュッと美しくて色気があってとっつきづらいかなと思ったら、会った瞬間からこんにゃくみたいでした。


冒頭では野村さんが96年アトランタ、00年シドニー、04年北京で獲得した金メダルを披露し、高橋さんや会場の観客を驚かせた。

本文残り82% (3980文字/4880文字)

スポーツ

泉光太郎Kotaro Izumi

Kanagawa

神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。