初日は地元勢が活躍した。起爆剤となったのが4Rの吉田有希。2Rの長屋秀明が勝ち上がれず、地元勢の流れもまだ分からなかった中での突っ張り先行。しかも、残り2周半から河合佑弥を執拗(しつよう)に突っ張って主導権を取った。結果的に川口公太朗が1着となったが、岐阜に身を投じる決意を感じた。公太朗が黒い鼻くそみたいなものを付けていたのは気になったが…。
その流れを途切れさせず棚瀬義大もいいレースができた。1予8Rは、他のラインが棚瀬の後ろを狙う構成だった。しかし、棚瀬はその動きをあてにせず自分でレースを切り開く。打鐘で先頭に立ち、しっかりと主導権を取って2着に残った。岐阜に生まれつつあった流れを途切れさせず、価値あるレースだったといえる。レースの中で「流れ」は大切だ。今の自分は何を求められているのか。それを感じる選手はうまく流れに乗れるし、感じないものは流れが来ていることさえ分からない。棚瀬は無意識だったのかもしれないが、そういうセンスはたけていた。川口聖二が「よいしょ!」で盛り上げ、場内に一体感が生まれ流れを加速させた。
棚瀬は8月の小倉で落車しコンディションが心配された。しかし、続く防府の初日予選では、中団が取れたにもかかわらず、残り2周で仕掛けて、悪い流れを断ち切る先行ができた。近況の棚瀬は強気な攻めが目立つ。
2予8R、格では菅田壱道が上位だが、自力4車を比較すると棚瀬の方が上位になる。イケメンでレースがしっかりできる。こんな選手を目指してほしい。























