2予8Rは犬伏湧也が逃げて、インを突いた岡崎智哉が1着となった。その後のインタビューで最初に現れたのが犬伏だった。番手の松浦悠士が失格して険しい表情だった。ひと通り質問が終わり、撮影タイムに入ろうと報道陣が動いた瞬間、インタビュアーの質問が止まらなかった。「もう終わるタイミングでしたよね」と犬伏が苦笑いした後に、岡崎の順番となった。「僕は手短でいいですから。来年S班でもないんで」と笑わせた。ラップもやれば冷静な笑いもできる、関西人、岡崎の笑いへの奥深さを感じた。

ヤマコウは犬伏湧也に力に加えて戦術も肝要と説いた
ヤマコウは犬伏湧也に力に加えて戦術も肝要と説いた

初日特選11Rの犬伏は岸田剛-脇本勇希の2段駆けをカマせなかった。あまり動きが良くないように見えたが「富山の後、風邪をひいて体調がベストではないような気がする」と振り返る。しかし、2予は後ろ攻めを苦にせず、先行して2着に残った。「後ろを信じて行くしかないなと。中釜君が踏んだので、荒川君のペースを確認しながら打鐘でたたいた。2着権利だけど、岩津さんまで勝負圏があるように走った。初日のレースふがいない内容だったが、今日はちゃんとできた」と、タイトルホルダーらしい余裕も感じられた。

犬伏は今、全盛期を迎えている。ブーメラン走行に頼らず、しっかりたたいて主導権を取れるようになれば、レースの幅も広がり、対戦相手も対策しづらくなるだろう。

準決11Rは積極的に駆ける選手がそろい、それぞれ、番手選手がしっかりしている。力任せだけではなく戦術も求められる。