1キロタイムトライアルは、大会初出場の南潤(20=和歌山)が1分3秒912で初優勝を達成。早坂秀悟の3連覇を阻止した。わずか0秒04差という大接戦だった。

 南は「調子が良ければヨシッという感じでテンションが上がるけどテンションが上がらなかった。腰を下ろしてからこのペースを維持しようと切り替えました。今の力は出し切れたと思う」とやや不満げな表情だった。

 来年は1キロ出場にこだわらない考えだったようだが、レース後に早坂から「倒すまでやめないから」と握手を求められ「ああ言われてしまったので来年も」と早くも連覇達成へ意欲を見せた。

 今回の優勝で寛仁親王牌の日本競輪選手会理事長杯にシードされる見通し。