自慢のパワーが炸裂(さくれつ)した。優勝戦は3カドに引いた刑部亜里紗(29=静岡)が、1Mまくり差しで突き抜けてV。通算13回目の優出で、うれしいデビュー初優勝を飾った。
優勝戦当日は、1R前からひっきりなしに試運転を繰り返した。「乗り心地がおかしくなっていて、いろいろやったら迷走してしまって…」と、レース前は不安な表情を見せていた。それでも、エンジンを信じて臨んだ。「伸びを中心に仕上げられたと思う。1Mは記憶にないけど、押し感がすごかったです」。36号機の力に助けられて安堵(あんど)した。
初Vを意識するあまり、前日から緊張が続いた。「朝4時まで寝られず、ずっと考えていました」。コース取り、調整。迷いに迷ったが、結果が出て破顔一笑。ウィニングランではファンの祝福を一身に浴びた。「たくさんタオルを持って応援してくれていた。レース中は見えなかったし、うれしかったです」。
初優勝を決め、今期勝率は6・52まで上昇。A1級初昇格に視界良好だ。「まだ成績に波があるので、安定して走れるようになりたい。買ってくださる方々が、ワクワクするような仕上がりを求めてレースしたいです」。11月でデビューして丸5年で、まだまだ伸びしろは十分。一皮むけて、さらに活発なレースを見せていく。





















