福岡国際マラソン(6日、福岡・平和台陸上競技場発着)に臨む有力選手が4日、福岡市内で会見し、大会11回目の参加となる川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損保)は「表彰台とサブ10(2時間10分以内)を狙う」と意欲を示した。

1万メートルに出場した先月21日の大会では、本来の走りからほど遠い内容に終わり、「自信をなくしてしまいそうなレベルだった」。苦笑いで振り返ったが、「その後の練習は例年通りできた。最後の1週間は完璧な水準」とうなずいた。今大会で2時間20分を切れば自身99回目となり、大台達成にリーチをかける。年内には防府読売マラソン出場も予定しており、「コロナ禍でも今年中に達成できる見込みになった。閉そく感が漂う世の中に明るい話題を発信したい」と話した。