早大の山口竣平(3年)が5区で17分35秒の区間新記録をマークし、16年ぶり3度目の優勝に貢献した。従来の青学大・安藤悠哉の区間記録を8秒更新。首位で受けたタスキをアンカーの工藤慎作(4年)へつなぎ、2時間5分56秒の大会新記録での優勝を後押しした。「相当なプレッシャーがかかっていたんですけど、しっかり結果を残せて、とりあえず一安心してます」と胸をなで下ろした。
大会前には体調を崩し、「区間3位ぐらいでいいかなと思ってた」と明かす。それでも、2区本田桜二郎(1年)が区間賞、4区新妻遼己(1年)が区間新記録をマークする姿に奮い立った。「先輩として恥ずかしい走りはできないなというのが率直な気持ち」。後輩たちがつくった流れを受け、5区へ飛び出した。
序盤は自身が想定していた1キロ2分40秒ほどのペースよりも速く入った。途中で「もう歩きたくなった」と笑うほどだったが、「後輩たちが歯を食いしばって頑張っている姿を見て、先輩として変な走りはできない。後輩のおかげで最後粘れて、区間新を取れたかなと思います」と先輩としての意地で踏ん張った。
シーズン序盤から、工藤と花田勝彦監督を「男にしたい」と語っていた。大学3大駅伝の初戦を制し、その思いを1つ形にした。「とりあえず1個、男にできたので、あとは2個、男にできればなと思います」。全日本、箱根でも頂点を目指す。

