陸上女子中長距離で愛知・名古屋アジア大会メダル3個の田中希実(27=豊田自動織機)が16日、駅伝シーズンに向けた抱負を口にした。
東京・MUFG国立で開かれたスポーツ用品大手のニューバランスのイベントに出席。1500メートル銅、5000メートル銀、1万メートル銀とメダル量産をしたアジア大会後、オフ期間は鹿児島・屋久島へ旅行していた。シンボルである縄文杉や島民らとの交流などを通じてリフレッシュした。
「ほぼプランを立てずに縄文杉を見に行くことだけがメインだったけど、知り合いの方の娘さんがそこで仕事をされていたり、そのご縁でまた現地でもアーティストさんのギャラリーとかを見たりしているうちにスケジュールが埋まっていって、行きあたりばったりみたいな旅もすごくいいなと。とてもいい時間だった」
縄文杉を見たくなった理由は「去年、ケニアで本を読んでたら、自分の気持ちのよりどころの部分で、木を見ることがすごくいいんじゃないかな」と考えたからという。
ツアーに参加し、自然保護の関係で直接触れることはできなかったが、独自の感性を磨く機会にもなっていた。
「縄文杉に行くまでの片道10キロのトレッキングで時間をかけて、じっくりゆっくり登っていくことが、逆に違うきつさがあって。その先に縄文杉も見られたので、走ること以外に何かの目的のために体を動かすってすごくいいことだなと思った」
18日には全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)の予選にあたるプリンセス駅伝(福岡)もあるが、田中は登録から外れている。現地応援の予定であることも明かしたが、自身の駅伝やロードシーズンの展望については「駅伝は区間にもよるけど、1人で走るイメージの練習が大事になってくる。自分のリズムというものが大事になってくるかなと思う。どういう展開になっても駅伝における自信であれば、とにかく自分1人でハイペースで押し切るプランになる。タスキをもらった位置にもよるけど、それだけの力は必要かな」と話した。

