どーもです。今日からはテーラーメイド「M6」シリーズを紹介しましょう。この「M6」シリーズは、ドライバー、FW、レスキュー、アイアンの4モデルのラインアップになっています。そして、何より、メッチャぶっ飛びっす!! 昨日までレポした「M5」と同じ日の試打ですが、こんなにも飛ぶなんて・・・。思わず「飛距離設定」を確認してしまうどの飛距離でした。というわけで、ドライバーからいってみましょう!


まずは見た目から。


先代「M4」とは、形状、素材も含め、全くの別モノですよね!! ソールのカーボン素材感がなん男の子供心をくすぐります。「M5」に比べても、やや丸みのある形状印象的でした。

フェースですが、パッと見た目は「M5」と形状的には似たような感じでしたが、よ~く見てみると気持ち「M6」ほうがディープにも感じました。って、「実測しろ!」ですよね・・・

ボディですが、やはり先代とは別モノですね。結構ディープボディでミドルバック。「M5」に比較しても、ややディープきみに感じました。

後ろ姿です。「M4」もソール後部にウエートがありましたが、「M6」は厚みを持たせるボックス状のスペースにウエートを装着する形状に変更されています。実はこれが球の上がり方に影響しているのかもしれませんね。形状的には、某ドライバーを連想させますが・・・

構えてみるとこんな感じ。「M5」同様先代「M4」よりもクラウンの白い部分の幅が狭くなっています。また、先代は相当逃げ顔に見えましたが、「M6」はよりスクエア感を強くなっていたように思います。「M5」と同じヘッド体積ですが、クラウンはやや大きめに見えました。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「FUBUKI TM5 2019」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角58度、長さ45.75インチ、総重量299g、バランスD2.5。ヘッド体積460cm3。シャフトフレックスは、重量54g、トルク4.6、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップも「M5」に比べると、気持ち細めに感じました。また、「M5」のシャフト「KUROKAGE TM5 2019」が白で膨張色だったからかは分かりませんが、「M6」の「FUBUKI TM5 2019」は細めに見えました。シャフトを手でしならせてみると、「M6」のSに比較するとかなりしなやかなイメージですね。特に感じたのは手元剛性の違いです。「KUROKAGE-」は手元剛性がかなりしっかりしていたイメージでしたが、「FUBUKI-」はイメージ的には2フレックスはしなやかなイメージでした。素振りしてみても、「M5」とは別モノです。「M6」はしなやかに振り切れるイメージでした。


実際に打ってみると、まず球の上がり方が「M5」とは別モノのイメージですね。「M5」はやや高めの中弾道イメージでしたが、「M6」は文句なしの高弾道でした!! 同じタイミングで、同じ感覚で打っての結果ですので、これは間違いなくクラブ性能だと思っています。ですが、スピン量が少なめなのは「M5」とほぼ変わらないという、よく分からない状況です。これだけシャフトフィーリングも違いますが、弾道の見た目的には明らかにロースピン系の弾道だったので、なんとなく「ほ~」とか思っていましたが、スカイトラックで数値を実際に目にすると、「えっ!? そうなの?」ってな感じでした。確実にアマチュアゴルファーにととって、打ちやすさを具現化したモデルだと実感しました。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS42.8m/s、初速63.4m/s、打ち出し角16.8度、バックスピン量2406.0rpm、サイドスピン-384.6rpm、飛距離250.5y

【ベスト】

HS42.8m/s、初速63.7m/s、打ち出し角17.4度、バックスピン量2442.8rpm、サイドスピン-531.6rpm、飛距離252.5y


打感はソリッ系ですが、「M5」に比較するとややマイルド感が強く感じられるイメージでした。音は「M5」とほぼ同じようなイメージで、「シュパッ!」とサスティンが短めな落ち着いた中高音系でした。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータがこちら。

弾道は、文句なしの高弾道です! もう、誰がなんと言おうと高弾道です!! クラブがガッツリ球を上げてくれます。その上で、「M5」とは変わらないロースピン弾道が味わえるのは、かなりの謎です!! ですが、間違いなく我々アマチュアにとっては、力強い味方になってくれそうな気配も・・・!


出球傾向ですが、ボクのスイングで、ハイドロー系。同じ「STD」ポジションでの試打でしたが、自然にクラブが球をつかまえてくれるイメージ。腐れフッカーはつかまらないクラブが苦手だったりしますが、そういう意味では結構打ちやすいクラブだと思います!!


シャフトフィーリングですが、前記通り、「KUROKAGE-」に比較すると2フレックスくらいしなやかなイメージでした。これも前記通りですが、特に手元剛性がかなりしなやかな感じですね。メーカーがうたう通り中調子系だと思いますが、「KUROKAGE-」を打ったあとだと、なんか手元調子のイメージでした。でも、しなり戻りの速さを考えると、中調子系の動きだと思います。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/sあたりにオススメです。かなり受け入れ間口が広い、どんなゴルファーでも使えそうな雰囲気をもった1本です。「M5」がある程度操作性を意識して、シャフトも硬めのモデルだったのに対して、この「M6」はある程度つかまりを意識して、シャフトもしなやかなモデルになっていると思います。個人的には、しなやかに振り切れて、理想的なハイドローが打てるモデルでした。現段階では次期ドライバー筆頭候ですが、まだキャロウェイもピンも打てていないので・・・w でも、それくらい、いいクラブだと実感しています!


<テーラーメイド「M6」ドライバー>

■KAZ’s インプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:9▽操作性:7▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:9

■ヘッド:ボディ=9-1-1チタン、クラウン&ソール=グラファイト・コンポジット、フェース=6-4チタン

■シャフト(重量/トルク/調子):「FUBUKI TM5 2019」(S=54g/4.6、SR=52g/5.0、R=50g/5.2/中調子)。「VR-6」(S=65g/3.2/中調子)。「Speeder661 EVOLUTION V」(S=66g/3.7/先中調子)。「Diamana DF60」(S=64g/3.8/中元調子)。

■価格:「FUBUKI TM5 2019」装着モデル各1本7万2000円+税。「VR-6」「Speeder661 EVOLUTION V」「Diamana DF60」装着モデル各1本8万9000円+税。