2年ぶりにホスト大会に出場した石川遼(26=CASIO)は2バーディー、4ボギーの74で回り、2オーバーの52位だった。

 10番で4メートルを決めてバーディー発進。11番をボギーとし後、14番パー3では6メートルを沈めた。1アンダーで折り返したが、2番はグリーン手前からのアプローチを寄せきれずボギー。4、6番でもボギーを重ねた。「今日はアプローチが良くなかった」と振り返ったように、合計33パットを要したグリーン上を含めてショートゲームでスコアをまとめられなかった。スイング改造を優先して練習時間が減っていた部分でもあり「60、70ヤードから縦の距離感が5ヤードずれたら、もうミスショット。そういうのがあった。まだまだだと思うし、ホントに1つずつだと思います」と次なるステップと捉えた。

 ショットごとに方向が変わる強風が吹く難しいコンディションの中、パーオン率は70%を超えて部門別13位につけた。「ドライバーとアイアンには、非常に成果を感じる」としつつ、冷静に言った。「このショットが打てないと、まずは話にならない。これが4日間のうち1日できて『やったー』じゃなくて、こういうショットの状態を4日間保てて初めて勝負(ができる状態)だと思う」。

 かみ合えばスコアを伸ばせる感覚が出てきたのは明るい材料だ。「今日1日できただけですけど、明日頑張って予選を通過できれば、土曜日、日曜日といいショットの内容でできれば、パッティング次第でビッグスコアにもつながってくる内容じゃないかなと思います」。まずは4日間戦える資格を手にして、予感を結果に変えていきたい。