女子プロゴルファー渋野日向子(21=RSK山陽放送)が飲料メーカー大手のサントリー(本社大阪市)と新たに所属契約を結ぶことが26日、分かった。年明けにも正式発表の見込み。8月のAIG全英女子オープンで日本人選手として樋口久子以来、42年ぶりとなるメジャー優勝を飾った国民的ヒロインを、宮里藍さんを手厚くサポートする同社が“ポスト藍”として射止めた。渋野は来年2月20日開幕の米ツアー・ホンダLPGAタイランド(タイ)から“サントリーの渋野”で出場する。

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◆プロゴルフ界の所属と契約金 男子で世界ランク21位松山英樹のLEXUS、女子で17年限りでツアープロを引退した元世界ランク1位宮里藍さんのサントリーで、ともに年間1億円とされる。全英を制した渋野は、この2人と同等の契約金が用意される見通し。今季プロ初勝利を挙げ、年明けから米ツアーに参戦する河本結は今年7月に推定5000万円でリコーと契約。国内ツアーで賞金シード権を持つプロで、1500万~3000万円が用意されることが多い。所属の他にも複数企業とスポンサー契約し、帽子やウエアに企業名を付けることも通例で、その際にはそれぞれの企業から契約金が用意される。