日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は24日、国内女子ツアーの来季日程を発表した。レギュラーツアーは現時点で、今年と同じ38試合を予定。賞金総額は今年よりも6600万円増え、1年間としては過去最高の42億9600万円となった。3月3~6日のダイキン・オーキッド・レディース(沖縄)で開幕する。

今年は東京五輪のため休止となった北海道meijiカップ(8月5日開幕、北海道)が復帰する。一方で今年は7月に行ったGMO&サマンサ・カップは撤退。来季からの全試合インターネット中継有料化に、主催者が反対した格好だ。JLPGAの小林浩美会長はオンライン会見で「主催者様は4年前、遅くとも去年の時点でご承知のはず。他の主催者様から指摘はない」と説明。今年は36試合で中継された無料テレビ放送は継続し、熱心なファン向けの有料ネット生中継との両輪を軸とする考えだ。だがこれに、GMOインターネットグループの熊谷正寿代表はツイッターで「申し込み以前に『無料はダメ』というご説明はありませんでした」と反論した。

また賞金ランクによるシード権付与を廃止した。来季は活躍に応じたポイントによるメルセデス・ランクでシード権が付与される。