女子ゴルフで日米ツアー通算11勝の畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)が、今季初めて国内ツアーに出場する。17年大会でプロ初優勝を飾ったミヤギテレビ杯ダンロップ女子開幕前日の21日、会場の宮城・利府GCで行われたプロアマ戦に参加。「初優勝した思い出の地でもあり、久しぶりの日本ツアー。大会を盛り上げられるプレーができれば」と意気込んだ。
米ツアーを主戦場とし、今回はスポット参戦。国内ツアー(共催を除く)に出場するのは昨年10月の樋口久子 三菱電機レディース以来、約1年ぶりとなる。
1週前の14日に帰国した。「週末練習して調整はできたと思いますが、あまりの暑さにびっくりしました」と苦笑い。状態については「ショットもパットもボチボチかな」とした。
プロアマ戦は貴重な時間となった。この日は樋口久子氏らとラウンド。樋口氏は日本人初のメジャー制覇となる77年全米女子プロVを成し遂げた。畑岡はあと1歩というところで、メジャータイトルを逃してきた。「いろいろたくさん話ができました。最終日でうまく伸ばせなくて勝てなかったとか、聞いていただいた」と明かした。「普通通りにやるのが意外と難しいと思いますし、特別なことをせず、どれだけ普段の試合のルーティンでできるかが大事かな、と思いましたし。そういうことが今後できるようにしていきたい」。メジャー覇者の樋口氏の言葉からあらためて多くを得たようだ。
今後の予定について「アジアは全部行きます」と話すなど、10月中旬から始まる米ツアーのアジアシリーズ4戦に出場する意向を明かした。