4輪ドリフト大会「FORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)」の第3戦は21日、福島・エビスサーキット西コースで32台による決勝トーナメントを行い、予選2位のアンドリュー・グレイ(42=スコットランド、レクサスRC)が優勝した。

2年連続5度目の年間王者を目指すグレイは第2戦を制した勢いで、予選1位の山下広一(52、JZX100マーク2)を決勝で下して2連勝、総合首位の座にも立った。

決勝の1本目は、先行の山下が1コーナーに飛び込んでいくと、グレイは果敢な攻めの走りで相手の右側へビタッと付けてみせた。そして、自身が先行の2本目では1000馬力のモンスターパワーをいかんなく発揮し、山下を後半に引き離した。

今季2連勝、同コースでも昨年に続く2連勝にグレイは「すばらしい気分。今日はここまで来られるとは思っていなかったが、強豪と戦って調子が上がった。エンジョイしてやろうとして、この結果になった。すばらしい車を作ってくれたチームとスポンサーに感謝している。今度の岡山も楽しみ」と言葉を弾ませた。

3位は高橋和己(29、BMW E92)。第2戦を終えて首位を守っていた開幕戦覇者の植尾勝浩(48、S15 シルビア)は2回戦で姿を消し、総合3位に後退した。