3大会連続出場の池江璃花子(26=横浜ゴム)がアジア大会に別れを告げた。「30年はないんじゃないですかね」とラストと明言した。
50メートルバタフライで3大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得。25秒97だった。前日24日の50メートル自由形を体調不良で棄権し、一夜明けて復帰。まだ万全ではないものの表彰台に立った。
さらに最終種目の女子400メートルメドレーリレー決勝にも出場。第三泳者として銀メダル獲得に貢献した。
アジア大会でのメダルは、18年ジャカルタ大会で金6個含む8個、前回の23年杭州大会で2個、今大会は23日の混合400メートルメドレーリレーでの銀メダルを合わせて3個。通算13個に伸ばした。競泳の日本女子で歴代最多の数。「おうちに帰って全部並べて写真を撮るのが楽しみ」。3大会分のメダルをずらっと並べて、懐かしむつもりだ。
19年に白血病を発症し、闘病生活を乗り越えて、競技復帰を果たした。病気の前の姿とは違う。それでも泳ぎ続ける。「結果が出なくても最後まで諦めずにやり続けるということに、他の人はそれに意味がないって感じる人もいるかもしれないけど、自分は最後までやり切るってことに意味があると思っている」と、自分が決めたゴールを目指す。
「28年までは」と、2年後のロサンゼルス五輪までの現役続行を決めている。「それ以降は分からないっていう感じで、自分の気持ちと相談しながら」。引退の時が近づく中での自国でのアジア大会。「この東京アクアティクスセンターという自分たちの泳ぎ慣れた場所で、みんなに見てもらいながら、応援してもらいながら表彰台に登れてすごい良かった」と、喉を痛めたガラガラ声を懸命に出して、語っていた。【保坂果那】


