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終盤の猛攻も実らず惜敗 準決勝敗退
新横浜で中大を延長戦の末に降し、再び東伏見に戻ってきた法大。既に決勝進出を決めている昨年の覇者明大への挑戦権をかけて早大と対戦した。1ピリ序盤から法大は、前に向かって行く意識が強く、早大のゴール前に何度も詰め寄りチャンスを迎える。しかし、なかなか決定的な場面を作ることができない。前回の早大との対戦時に、早大FW陣のゴール前での早いパスワークに苦しんでいた法大のDF陣だが、今日はパックを持っている選手へのプレッシャーを早めにかけ安定した守備をみせる。法大は1ピリ押し気味の試合展開をみせるもののスコアレスで1ピリ終了。 #7 松田主将「(今日の試合を振り返って)1ピリに何度もチャンスがあったが、その時に決定力があったなら・・・と思う。3点取られたけどDF陣はそれなりにがんばっていた。それなりの結果だ。むしろFWの決定力不足だ。(インカレに向けて)秋季リーグは3位というほろ苦い結果に終わっただけに、リベンジのつもりでがんばりたい。中大や早大に快勝出来るようにこの1ヶ月体力面から立て直す」 斉藤監督「(今日の試合を振り返って)実力は五分五分だった。負けたのはしょうがない事。勝つための方法はあったかもしれないが・・・。でも力は出し切った。インカレでリベンジできるんでまだチャンスはある。頭を下げずにがんばってもらいたい。(リーグ戦を振り返って)好不調の波があった。誰にでも、どこのチームにもあるものだが、うちは幅が大きい。それを小さくするのが課題だ。でも日程もきつい中、全体的にはよくやったと思う。(監督が今季一番思い出に残った試合は)良かった試合は1次の明大戦。悪かったのは2次の早大戦。3次は全部だめだった。(法大のホッケーとは?)うちにはスターがいない。みんなで守り、攻める。全員ホッケーのチーム。これを高めていくのが目標だったが、結果がでなかった。結果が全てなので仕方が無い。また、ペナルティーが多いのも特徴だ。プレッシャーをかけるためにもある程度は仕方ないが、うちは他大に比べても飛び抜けて多い。どこまでが大丈夫か学習してほしい。(インカレに向けて)うちは際立った選手がいない。メンバーを固定せず調子の良い奴を起用する。全員に危機感をもってやって欲しい」 大北コーチ「選手達はよくやってくれた。シュートやパスなどいろいろな面でのスキルアップをして精度を高めたい。それといやはりうちのチームは反則が多いので反則を減らしたい。インカレまで約1ヶ月あるのでもう1度厳しく走りこみ、チーム全体のレベルアップをはかっていきたい」
#20 GK 片山 和人 選手「(4年間で一番印象に残ったのは?)まだ終わってないから何とも言えないが、2・3年のインカレは印象に残った。(4年間の大学生活は?)早かった。(今日の試合は)相手が当たってた。自分たちが未熟だっただけ。でも負けたことは財産になる。(インカレについて)まだリベンジのチャンスはある。しっかりと準備して臨みたい」 #7 DF 松田 圭介 主将「(アイスホッケー部での4年間は)満足している。優勝も経験したし、個人的にはベスト6にも選ばれてし。今年こそ不本意な結果だが、いろいろなスタッフに恵まれて、本当によかった。(1番印象に残った試合は)今年の春・4月の準決勝の早大戦と今日の試合」 #29 DF 萩原 優吾 選手「勝つ気でいた。決勝に行く気満々だった。(今季一番印象 に残ったのは?)悪い意味で今日の試合。良かったのは一昨日の中大戦。でも今日負けたので何ともいえない。インカレは(大学生活)最後。リベンジしたい。全部、もっと上手くなってインカレで活躍したい」 #26 DF 池亀 康弘 選手「出来れば今日の試合に勝って欲しかった。法大でホッケーが出来て良かったの一言。来年のインカレではこの悔しさをバネに勝ちたい」 #28 DF 伊藤 岳俊 選手「インカレの最後に笑っているのは自分達。他のチームをギャフンと言わせたい。インカレでの優勝を4年間の一番の思い出にしたい」 #14 FW 木村 光一 選手「(今日の試合は)雰囲気は悪くなかったので勝てると思った。(今季一番印象に残ったのは ?)この試合と明治に勝った試合。(4年間を振り返って)怪我で試合に出れなかったけど、下が助けてくれた。インカレでは勝つことしかない。中大、早稲田と当たることになったらかりをかえして、決勝に出たい」 #9 FW 衣笠 伸正 選手「(4年間で一番印象に残ったのは?)勝った試合よりも負けた試合の方が残る。学生生活は早かった。入ったばかりの頃は下手だったけどいろんなコーチの会えてホッケーが少しずつ上手くなっていくのを感じた。 (今年のリーグは)初めは出たくても出れなくて、中盤は出れたけどあまり活躍できなかった。最後の方は怪我してチームの役にたてなかった」 #12 FW 平井 則道 選手「充実の四年間だった。(印象に残った試合は)今日の最後の試合です」 劇的な延長勝ちで準決勝進出
張り詰めた空気の中で始まった、決勝トーナメント第1回戦。その空気の原因は「負けたら終わり」という緊張感。「勝ちたい」という気持ちよりも「負けたくない」という気持ちが先行したのかお互いに攻め合うものの、いざチャンスの場面となると硬さが見え、上手く噛み合わず、得点にはつながらない。法大GKの片山(法4)、中大GKの江積の我慢比べの様相も呈してきた。チャンスを決めきれない苛立ちのせいか、平塚(営2)がホールディングで2度の退場、キャプテンの松田(法4)までもが退場する。そんな空気が変わったのは2ピリの11分。先制点を法大が入れる。佐藤伸(営2)のアシストで大澤(法1)がゴールを決めたのだ。試合は動き出した。それはトーナメントのプレッシャーで忘れていた「失点を防ぐ」事よりも「得点をする」事でしか勝利を得られないという事実を両チームが思い出した瞬間でもあったようだった。 #19 平塚選手(延長での決勝ゴール)「(試合前は)勝つ事しか考えてなかった。(1ピリの膠着状態について)どういう展開でも盛り上がっていこうと決めてました。決して暗くはならないと。(延長前の心境は)4対4は始めてだったので緊張していた。監督の指示は守りから攻めへということでした。(延長戦、勝敗を決めたゴールについて)運で決めたもの。でも運も実力のうちだと思いました。(次戦に向けて)チームに貢献するプレーをしたい」 #1 西原選手(土壇場での同点ゴール)「延長に入って(人数が)4人対4人だったので少し戸惑いがあった。中大との目標の違いの差が最後に出た。(次の試合に向けて)力まずにあまり準決勝という事を意識せずに100%以上の力を出して勝ちたい」 #20 片山選手(再三の好セーブでチームを救う)「今日は相手GKとの我慢比べだった。ミスは許されない厳しい状況だったが、見方を信じてやった。18分くらいに同点にしたときにベンチも含め法政が一丸となった。延長はシビレました。勝てて本当に良かった。今日はうちの方が中央より「勝ちたい」という気持ちが強かっただけ」 #7 松田主将「(今日の試合を振り返って)本当に勝つことだけを考えていたので、勝てて本当によかった。今日は接戦だったが、みんなあせらずにプレーができた。(今季初の延長戦について)通常より少ない4対4で、一発勝負。確かに緊張はしたが、特に気にはなりませんでした。大北コーチが「お前達が勝つようにできている」と言ったのが心に残った。(次の試合に向けて)チームの状況は万全。1〜3次リーグはいわば4次トーナメントまでの準備の様なもの。一度でも負けたら終わり。これからが勝負だ」 斉藤監督「勝つ事しか考えてなかった。ベストを尽くすよう大北コーチが「迷うな。絶対勝つのはおまえたちだ。やることをやろう」と選手たちに言いきり、良い形で送り出せた。プレースタイルをかえずにやったのが良かった。コーチ時代から数えて5年目にして、初めてこんなに厳しい中で勝利した。選手たちを誉めたい。(延長前にはどんなことを話しましたか?)4対4になると、スペースが増える。これはチャンスが増えるのと同じく、ピンチも増える。向こうゾーンに攻めて、チャンスはできるから、落ち着いてプレーするよう指示した。 (MVPを上げるとしたら)全員です。出てる選手、ベンチにいる選手、観客席にいる選手、全員。チーム力で勝てた試合です。(次の試合に向けて)1日置いて明後日のゲーム。今日のこの気持ちを忘れず全員で頑張りたい」 昨年度春季大会で優勝して以来、今季まで決勝に進出しながらもあと一歩のところで、優勝を逃してきた法大。春季の反省から今季に向けては、当たり負けない・走り負けない体作りのため陸上トレーニングを中心に練習をつんできた。その選手たちがコーチの勧めで、栄養講座を受けることになった。より強靱な身体を作るよう練習に励むのと同様に、練習による疲れをとり、壊れた筋細胞を修復するための日々の食事も、重要な鍵を握っている。 栄養講座で、食事の取り方の重要性を感じた選手たちは、アスリートとしての身体作りについて、また、競技についても深く考えるようになった。そして「日本のトップレベル競技者として、勝つことにとことんこだわり、それによりアイスホッケーというスポーツを盛り上げることを目標」(”法政大学アイスホッケーのしおり”)に選手たちはプロジェクトをたちあげた。最終目標は観客席をスクールカラーのオレンジに染めようというもの。活動には願いも込めて「オレンジ・プロジェクト」と名づけた。活動内容は寮生活の見直し・改善、栄養講座開設、考える会という部内ミーティングなど。活動資金は大会のチケットを割り引いて販売することにした。観戦者の方にはチケット引換所で”法政大学アイスホッケーのしおり”を配布し、理解と協力を頂けるよう努力している。 現在、法大は3次リーグを3位で通過。最終トーナメントへと、順調に駒を進めた。これからは負けたら終わりの目が離せない、文字通りハラハラドキドキの試合が続くことになる。アイスホッケーはスピードとパワーのぶつかり合い、”氷上の格闘技”の異名も持つスポーツだ。一度見たら虜になる面白さを持っている。そして、リンクには頂点へと挑み、氷上を駆けまわる、熱き想いをかかえた選手たちの姿がある。今まで縁がなく観戦した事がなかった方にも、ぜひぜひ足を運んで彼らの姿を見てもらいたい。 ※チケット料金:800円 ※リンクへは暖かい格好でおいでください。 ※会場:東伏見アイスアリーナ(西武新宿線・東伏見駅から徒歩1分) |
[2003年秋季リーグ戦(2次、3次)] |
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