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ホームラグビーホーム01年の試合
ラグビー部の皆さん、1年間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。4年生は新たな道で、下級生は来年こそ優勝を目指して、それぞれがんばってください。

渡辺哲也が日本代表初選出!

 1月21日、6月に行われるラグビーW杯アジア地区予選のメンバーが発表され、法大4年のCTB渡辺哲也が選出された。渡辺は法政一高出身、身長178cm、体重80kg。抜群の突破力を誇り、法大バックス陣の要として活躍した。今回が代表初選出となる。

無念 関東学院大にまたも雪辱ならず

1月2日(水)             国立
法   大
23

(リーグ戦2位)
11
12
3T5
1G2
2P3
16
22
関東学院大
38

(リーグ戦1位)

 ついに決戦のときは来た。法大はこの日のために、1年間苦しい練習をくり返してきた。試合は関東学院大のキックオフで始まった。法大は最初から積極的に仕掛けていき、WTB小滝(法4)のトライで先制する。しかしこの日の法大は課題のセットプレーこそ安定していたものの、密集で反則を繰り返しリズムをつかめない。前半は2トライを許し16−11で折り返す。
 後半も法大は反則を繰り返してリズムがつかめず10分、13分と連続トライを許し30−11と差を広げられる。28分にFB遠藤(経3)が、35分にCTB渡辺(社4)がトライを返したが、38分にトライを許し万事休す。結局38−23で敗れた。
 試合後、武村監督は「セットプレーが安定したのは良かったが、30反則が最大の敗因。あれだけ反則をしていては勝てない」と語った。確かにこの日はFWはセットプレーが安定し、BKも巧みなランプレーが随所に見られた。また全員がしつこいタックルを見せたが、反則数が多すぎた。今季はシーズンを通じて反則数が多く、まさに今季の法大を象徴した試合となった。関東学院大は全員に反則をしないという意識が浸透しており、この点が法大と王者との差だった。法大が標榜するタックルとランニングを中心としたラグビースタイルにはFWが軽量なのは仕方ないが、反則をしないという意識を徹底しないと王座をつかむ事は困難であろう。
 法大のラグビースタイルは多くの人々に好感をもたれるものであり、来季は全員が反則をしない意識を浸透させ、魅力的な形をそのまま継続したラグビーで王座をつかんで欲しい。きっとできるはずだ。
【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村@2谷口A3池谷C4磯岡和B5磯岡正@6神山B7大隈@8浅野C
9麻田B10乗本C11斉藤C12赤沼C13渡辺C14小滝C15遠藤B
≪交替≫池谷⇒18福田A


同大に完勝 いよいよ宿敵と正月決戦へ!!

12月23日(日・祝)        花園
法   大
41

(リーグ戦2位)
13
28
5T5
5G4
2P0
14
19
同   大
33

(関西2位)

 「ヨシッ!!」。試合終了と同時に武村監督が叫んだ。ロッカールームに選手が一人入るたびに「ヨッシャー!!」。一人、また一人、人数が多くなるほどにその声は大きくなる。監督、選手達のその表情の示す通り、会心のゲームであった。
 試合開始早々、自陣から展開し簡単に突破、WTB小滝(法4)が右隅にトライして先制する。同大は試合前の予想通りFW近辺を中心に攻め続けるが、法大は二人がかりのタックルで対抗し、突破を許さない。しかし同大も負けてはいない。ゴール前の反則では迷わずスクラムを選択。法大に圧力をかけ続け、認定トライを奪い応戦。前半は同大が攻め、法大が守るという試合展開のまま14―13の同大リードで折り返す。
 後半は予想通り同大のスタミナ切れが見え始め、法大がペースをつかんでいく。8分にWTB斉藤(経4)のトライで逆転すると、前半は劣勢だったFWが盛り返し、スクラム、モールを押し込む場面が増えてくる。13分には相手のお株を奪うモールを押し込むトライで試合を決めた。その後は双方トライを奪い合ったものの、法大の優位は変わらなかった。同大がBKに回しても、法大はほとんどゲインを切らせなかったこともあり、終わってみれば点差以上の完勝であった。試合後、武村監督は「FWがよく耐えてくれた。走り合いなら負けない。最後は同大がバテたね。乗本(社4)が難しいプレースキックをすべて決めたことも大きかった」と選手の労をねぎらった。
 準決勝は宿敵・関東学院大との再戦となった。「前回は後半の最初にFWが崩されたので、そこがポイント」と武村監督がいうように、法大のリベンジにはFW陣の踏ん張りがカギとなる。特に関東学院大は第一列が強力なだけにスクラム、サイドアタックには注意したい。また、リーグ戦の対戦時はラインアウトミスも大きな敗因であり、この日もラインアウトミスが多く見られた。準決勝は、相手ボールは取れなくとも、マイボールは確実に取りたいところだ。リーグ戦での対戦から一ヶ月あまり、法大FWの成長が問われる。無論、全員が80分間しつこくタックルを繰り返せるかということも重要なポイントだ。目下のところ3連敗中であり、「そろそろいい結果を出したい」(浅野主将・経4)。
 いよいよ最後の決戦を迎えた。同じ相手に4度負けるわけにはいかない。事実上の決勝戦ともいわれるこのカード、失うものは何もない。新春の国立に勝利の雄叫びを上げろ!!
【法大メンバー】※丸数字は学年
1難波C2大橋C3池谷C4磯岡和B5磯岡正@6神山B7大隈@8浅野C
9麻田B10乗本C11斉藤C12赤沼C13渡辺C14小滝C15遠藤B
≪交替≫難波⇒16中村@:池谷⇒18福田A:神山⇒19武藤A


選手権初戦 福岡大に圧勝スタート!!

12月16日(日)        博多の森
法  大
97

(リーグ戦1位)
52
45
15T2
11G2
0P1

14
福 岡 大
17

(九州1位)

 いよいよ大学選手権が開幕。法大は昨季と同様、博多の森で初戦を迎えた。初戦の相手は九州1位の福岡大。ここでもたついているようでは日本一は程遠い。試合は下馬評どおり法大が8分にFL大隈(社1)のトライで先制。その後PGを返されるもCTB赤沼(経4)のトライで突き放すと後は一方的な法大ペース。前半だけで8トライをあげ試合を決めた。後半も7トライを上げたが終了間際に2トライを許し、詰めの甘さを見せた。試合後、武村監督は「後半に入り、明らかにプレーが雑になった。今後はちょっとしたミスが致命傷になる。選手権は一発勝負。もっと悲壮感を持って戦って欲しい」と大勝にも厳しい言葉を口にした。
 次戦の相手は関西の雄・同大。関西リーグでは立命大に敗れて王者から転落し、巻き返しをはかっている。この試合は同大の強力FWに対する法大のFWがカギとなるだろう。関東学院大戦の敗因となったFWの強化がどこまで整備されたのか。同大はスタミナに不安を抱え、法大はスタミナに自信を持つだけにグランドを広く使った、走り回る試合展開に持ち込みたいところだ。また同大の地元・花園ラグビー場で行われるため、満員の観客のほとんどが同大の応援となる。そういったことも含めて、厳しい戦いになりそうだ。これに勝利すればおそらく準決勝の相手は宿敵・関東学院大。法大の今後を占う意味でも、注目の一戦である。
【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村@2大橋C3福田A4磯岡和B5磯岡正@6神山B7大隈@8浅野C
9麻田B10乗本C11斉藤C12赤沼C13渡辺C14小滝C15遠藤B
≪交替≫斉藤⇒22坂本B:磯岡和⇒18藤原B:麻田⇒20穂坂@:渡辺⇒21金沢A:中村⇒17小栗A


関東学院大に雪辱ならず
だが、本当の勝負はこれからだ!!

11月25日(日)        秩父宮
法   大
15

(6勝1敗)
15
2T4
1G3
1P2

24
関東学院大
32

(7勝0敗)

 いよいよ王者・関東学院大とのリーグ戦頂上決戦。この日の法大は試合開始直後から、FW・BK一体となった激しいタックルと連続攻撃を繰り広げ主導権を握る。9分にSO乗本副将(社4)のPGで先制。その後トライを許し逆転されるが、直後にWTB小滝(法4)の突破からFB遠藤(経3)がゴール右隅に飛び込み逆転。そして32分、今度は遠藤の突破を起点に小滝がトライ。35分にPGを返されるが、15−8と法大ペースで前半を終える。
 しかし後半、関東学院大は反撃に出る。FW中心の攻めに切り替え、法大にプレッシャーを与える。「前半はスクラムで消耗させて、後半にFW勝負」と語った関東学院大・春口監督の狙いどおり、法大は自陣にくぎ付けになってしまう。後半開始直後にPG。そして10分に逆転、17分に突き放しのトライを決められたあとはもう法大には力が残っていなかった。24分に駄目押しのトライを決められ、その後法大は敵陣に攻め入る事はあったが、足をつる選手が続出するなどトライを奪う体力は残っていなかった。後半は24−0の完敗だった。
 「最初からスクラムを押されたのが後半に効いてきた」。武村監督が語ったように後半は完全に主導権を握られていた。浅野主将(経4)も、「後半はパワープレーで負けた」と完敗を認めた。
 前半は完全な法大ペースだった。しかしFWが圧力を受けた後半からはラインアウトの獲得率が下がり、密集周辺でも突破を許した。BK陣のハンドリングミスも目立ち、明らかに前半とは違う法大だった。だが、これで終わりではない。まだ大学選手権が残っている。リ−グ戦2位が確定した法大は、選手権では九州、大阪と遠征が続く。「1回戦から勝ち上がって東京に戻って来て、もう一度関東学院大とやりたい」と浅野主将が語ったように、順当に勝ち進めば準決勝で再び関東学院大と対戦することになる。今後は一発勝負のトーナメント。もう負ける事は許されない。昨季もリーグ戦後半では歯がゆい試合が続いたが、選手権準決勝で優勝候補の慶大に劇的勝利。そう、本当の勝負はこれからだ。彼らならきっと再びやってくれるはずである。
【法大メンバー】※丸数字は学年
1難波C2谷口A3池谷C4磯岡B5佐藤A6神山B7大隈@8浅野C
9麻田B10乗本C11斉藤C12赤沼C13渡辺C14小滝C15遠藤B
≪交替≫池谷⇒17福田A:難波⇒16中村@:乗本⇒22小吹A:神山⇒19武藤A:斉藤⇒21金沢A


日大に圧勝!!
いよいよ関東学院大とV決戦へ!!!

11月18日(日)     熊谷
法 大
51

(6勝0敗)
29
22
7T1
5G1
2P1

日 大
10

(3勝3敗)

 大東大戦でまさかの苦戦を強いられた法大。2週間でどのように立て直したのか、また関東学院大との対戦のためにも注目された一戦だった。
 しかし法大はそんな周囲の心配を一蹴する見事な見事な試合を見せる。大東大戦でキックを多用したためリズムをつかめなかった事を教訓に、この日は展開を中心とした法大らしい攻撃を披露。全員がグラウンド狭しと走り回り、8分のWTB小滝(法4)のトライを皮切りに計7トライを量産。ディフェンスも神山(法3)、大隈(社1)のFL陣を中心に弾丸タックルを浴びせつづけ日大を1トライ1PGに抑えて、51−10の完勝。いよいよ次節、関東学院大との全勝対決に臨むこととなった。試合後、武村監督は、「今日はいい試合だった。(次節の関東学院大戦は)リーグ戦を代表する試合をしたい」と、闘志を燃やしていた。
 この日は本来の法大の攻撃と守備が見られた。しかし反則数が22と多い事が気にかかる。関東学院大は試合のペースをつかむ事に長けているため、このままでは反則から自滅する事が考えられる。そのためにも、法大はいかに反則をしないことを意識して試合を運ぶかがポイントとなるであろう。
 11月25日、秩父宮ラグビー場。リーグ戦最後の決戦。炎の軍団が最強の王者に襲いかかる。
【法大メンバー】※丸数字は学年
1難波C2谷口A3岸C4磯岡和B5佐藤A6神山B7大隈@8浅野C
9麻田B10乗本C11斉藤C12赤沼C13渡辺C14小滝C15遠藤B
≪交替≫岸⇒17福田A:神山⇒18中村克C:渡辺⇒21金沢A:遠藤⇒22坂本B


大東大に冷や汗の勝利

11月4日(日)      前橋
法 大
44

(5勝0敗)
25
19
6T6
4G5
2P0
14
26
大東大
40

(3勝2敗)

 第5節の相手は大東大。いよいよ昨年の上位のチームとのとの対戦がはじまった。大東大は今季序盤は順調に勝ち星を重ねていたものの、前節の東海大戦でまさかの黒星を喫しており、下馬評も法大の有利とされていた。試合はそのとおりに法大がSO乗本副将(社4)の連続PGで6点を先制する。しかしこの日は強風が吹いており、法大はキックを中心に攻めたが、「逆にリズムが悪くなった」(武村監督)。直後に大東大がトライとゴールで逆転する。その後法大はFB遠藤(経3)のトライで逆転するも、またも大東大にトライを許し逆転される。しかし法大はWTB斎藤(経4)のトライでまたも逆転し、SH麻田(社3)のトライで突き放して前半を25−14で終える。
 法大は後半、展開を中心にした攻めに切り替え、2分にHO谷口(社2)のトライで追加点を加える。この時点で32−14。法大の勝利は濃厚と思われた。しかし、ここから大東大の猛反撃が始まる。トンガ人留学生を中心にしたパワープレーで連続トライを決め6点差に詰め寄る。法大はWTB斉藤の独走トライで突き放すも、またも大東大に26分、29分と連続トライを奪われ、39−40とついに逆転されてしまう。だが法大は終了直前の38分、WTB小滝(法4)が左隅に逆転トライを決め、辛くも勝利を収めた。
 格下と思われる相手に6度もリードが入れ替わる試合となった理由は、「守備の横の連携がうまくいってなかった」(FL浅野主将・経4)。武村監督も「こんな試合をしていて、日本一を目指そうというのはとんでもないこと」と語ったように、今後は日大戦、宿敵・関東学院大戦、さらには大学選手権といった厳しい戦いが続いていく。ここ2戦は本来の法大の姿からは考えられない試合が続いているが、今が一番の踏ん張りどころ。この時期を乗り越える事ができてこそ、日本一という栄冠を手にすることができるはずである。
【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村@2谷口A3池谷C4磯岡和B5藤原B6浅野C7大隈@8磯岡正@
9麻田B10乗本C11斉藤C12赤沼C13渡辺C14小吹A15遠藤B
≪交替≫小吹⇒22小滝C:池谷⇒17岸C:中村⇒16難波C


中大に圧勝し選手権確定も今後に不安・・・

10月27日(土)      東京S
法 大
73

(4勝0敗)
29
44
10T2
7G0
3P2
16
中 大
16

(1勝3敗)

 今季第4節の相手は強豪・日大を下した中大。法大は開始2分にWTB小吹(経2)のトライで先制し、またも圧勝を予感させる。しかし、この日の法大はどこかがおかしい。「始まってすぐにトライをして気が抜けていた」と武村監督が語ったように、ミスや反則を繰り返してリズムをつかめず、中大に攻め込まれる場面が多く見られた。前半だけで法大の反則数は15にも登り、2トライ2PGを献上。「どこかに甘い気持ちがあった。気持ちが受けに回っていた」(FL浅野主将・経4)。
 だが後半にはきっちりと修正し、本来の法大のリズムを取り戻す。後半は6トライをあげ、反則数も6に減少。結局73−16と大勝したが、今後に大きな課題を残した。またこの勝利により法大のリーグ戦4位以上が確定し、大学選手権への出場を決めた。
 2試合連続完封勝利という結果が甘い気持ちへと変わった。「過去3試合で甘い考えが出て、反則からFWでやられた。それが16点になった」と武村監督。今後は大東大、日大、そして最大のライバル・関東学院大といった強力FWを持つ相手との対戦を控える。この試合を教訓に、より一層の奮起が「炎の軍団」に求められる。
【法大メンバー】※丸数字は学年
1難波C2谷口A3池谷C4磯岡和B5佐藤平A6浅野C7佐藤崇A8磯岡正@
9麻田B10乗本C11斉藤C12赤沼C13渡辺C14小吹A15坂本B
≪交替≫佐藤平⇒18藤原B:坂本⇒22遠藤B:池谷⇒17岸C:谷口⇒16中村@:赤沼⇒21金沢A


流経大も圧巻の完封!!開幕3連勝だ!!!

10月13日(土)     秩父宮
法 大
70

(3勝0敗)
39
31
11T0
6G0
1P0

流経大

(0勝2敗)

 法大の勢いはもう誰も止められない。立ち上がりこそ流経大に主導権を握られて攻め込まれる場面が多く、なかなか先制点を挙げられなかったが、前半13分にWTB斎藤(経4)のトライでリズムをつかむと、その後は一方的な法大ペース。前半だけで6トライ、39点をあげ試合を決めた。後半も5トライで31点、計70点を奪い完封勝ちという破壊的な強さで開幕3連勝。今季開幕以来3戦の平均失トライは1トライとディフェンス面も完璧である。また、昨季不安定だったスクラムやラインアウトのセットプレーも安定している。特に「敵ボールのラインアウトなどが取れた事は大きい」(武村監督)。
 だが立ち上がりに流経大にペースをつかまれた事には、FL浅野主将(経4)は「自分達の反則や簡単なミスでピンチを迎えたのでしっかりしていきたい」と語り、武村監督も「強いチームならやられてしまう。これからは上位チームとやるので気をつけていきたい」と同様の反省を口にした。次戦の相手・中大は格上と見られていた日大を下しているだけに、このあたりが重要な点となるであろう。
【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村嘉@2谷口A3池谷C4磯岡和B5佐藤A6浅野C7中村克C8武藤A
9麻田B10乗本C11斉藤C12赤沼C13渡辺C14小滝C15小吹A
≪交替≫武藤⇒19磯岡正@:中村嘉⇒16難波C:渡辺⇒21金沢A:小吹⇒22坂本B:池谷⇒17岸C:中村克⇒18大隈@:麻田⇒20穂坂@


81点で専大圧倒!!完封で開幕連勝!!!

10月7日(日)       秩父宮
法 大
81

(2勝0敗)
34
47
14T0
4G0
1P0

専 大

(0勝2敗)

 この日も法大自慢の快速BK陣が大爆発。前半2分のNO8武藤(経2)のトライを皮切りに、FB小吹(経2)や大学最強といわれる赤沼(経4)・渡辺(社4)のCTBコンビの力強い突破を起点に、両WTBの斉藤(経4)・小滝(法4)が4トライずつを奪うなど計14トライ、81点をあげる。守っても伝統の「炎のタックル」で完封し、専大に大勝した。
 試合後、武村監督は「こんなに点差が開くとは思っていなかった。0点に抑えたことは評価できる」とご満悦。しかし東海大戦では11本中10本のキックを決めたSO乗本(社4)が13本中4本しか決められず課題を残した。武村監督も「接戦になれば響いてくる」と、これには不満気。
 またPR中村嘉やSH穂坂、FL大隈などの1年生が見事な活躍を見せ、武村監督も「よくがんばっている」と期待を寄せており、今後が楽しみだ。
【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村嘉@2谷口A3池谷C4磯岡和B5佐藤A6浅野C7中村克C8武藤A
9麻田B10乗本C11斉藤C12赤沼C13渡辺C14小滝C15小吹A
≪交替≫浅野⇒19磯岡正@:渡辺⇒21金沢A:池谷⇒17岸C:麻田⇒20穂坂@:乗本⇒22藤谷@:武藤⇒18大隈@:中村嘉⇒16難波C


開幕戦で東海大を一蹴、好発進!!

9月24日(月・祝)    江戸川
法 大
67

(1勝0敗)
29
38
9T3
8G1
2P0
12
東海大
17

(0勝1敗)

 悲願の大学日本一を目指す法大ラグビー部が、東海大戦との今季初戦に挑んだ。東海大には春季オープン戦で苦杯をなめさせられており、開幕戦にふさわしい手ごわい相手となった。
 開始早々にFB小吹(経2)が先制トライを奪うも、すぐに東海大にトライを返される。その後は一進一退の攻防が続いたが、32分に再び小吹が、38分にはFL浅野主将(経4)がそれぞれトライ、29−12で前半を終える。後半はSO乗本(社4)がキックを有効に使い、法大はリズムをつかむ。その後は法大自慢の快足BK陣がトライを量産、SO乗本も難しい位置からのキックを決めるなど11本中10本を成功させて東海大を圧倒、結局67−17で重要な開幕戦に勝利した。
 試合後、武村監督は「今日は反省点が出たことも含めていい試合だった」と語り、2トライをあげた浅野主将も「他のチームよりも、まず自分達のレベルアップ」と気を引き締めていた。
【法大メンバー】※丸数字は学年
1難波C2谷口A3池谷C4磯岡和B5佐藤A6浅野C7大隈@8武藤A
9麻田B10乗本C11斉藤C12赤沼C13渡辺C14小滝C15小吹A
≪交替≫武藤⇒19磯岡正@:小滝⇒22藤谷@:赤沼⇒21金沢A:麻田⇒20穂坂@:谷口⇒16大橋C


今季のリーグ戦日程

日本代表・U−23日本代表候補に5名選出

9/24 VS東海大 17:00 江戸川
10/7 VS専大 14:00 秩父宮
10/13 VS流経大 14:00 秩父宮
10/27 VS中大 12:00 東京S
11/4 VS大東大 14:00 前 橋
11/18 VS日大 14:00 熊 谷
11/25 VS関東学院大 14:00 秩父宮


 まず最初のヤマは開幕戦である東海大戦。昨季リーグ戦7位の東海大は春のオープン戦で好成績を収めており、法大も春のオープン戦では敗れている。昨季法大は開幕戦で大東大に圧勝し、その勢いにのってリーグ戦で快進撃をしたように開幕戦は今季を占う上でも重要な一戦だ。
 そして後半の3連戦。大東大、日大という強力FWを擁する相手との対戦までには春の課題となったFW強化の真価が試される。そして最後の決戦である関東学院大戦。昨季は2戦2敗。春も引き分けながら内容は圧倒された。ここではなんとしても勝利を収めて優勝し、大学選手権に臨みたいところだ。
 そのほかに9月19日19時より国立競技場にて、日英大学ラグビー対抗戦としてケンブリッジ大との対戦が予定されている。
 また、7月26日から31日まで長野・菅平高原で行われる日本代表候補合宿にSH麻田(社3)が、U−23日本代表候補合宿にLO佐藤(経2)、FL浅野(経4)、CTB赤沼(経4)、WTB斉藤(経4)がそれぞれ選出された。


オープン戦・対明大戦結果 (6/17 明大八幡山G)

法大A ●10−19○ 明大A
法大B ○24−19● 明大B
法大C ●14−33○ 明大C
《各30分1試合》

 春のオープン戦最後の大一番は、大学選手権最多優勝回数(12回)を誇る強豪・明大。だが近年はかつての看板であった重戦車FWが小型化し、低迷が続いている。しかしこの日はそんな状況などを微塵も感じさせない明大のモール攻撃に、法大は苦しめられる。FWは押し負け、BKもなかなかタックルが決まらず簡単にかわされてしまい、トライを重ねられる。武村監督は「怪我人が続出してなかなかベストメンバーが組めなかった。まだ春だし、本番はシーズンに入ってからだ。夏合宿までには怪我人もみんな戻ってくるだろうから、これからが勝負だ」と語り、選手たちに夏合宿での成長を期待していた。


王者・関東学院大との力の差は・・・・

6月3日(日)           三ツ沢
法   大
24


17
4T4
2G2
19
関東学院大
24

 春季の最大目標である昨季の大学王者・関東学院大との一戦。大学選手権決勝で15-42と大敗を喫した相手だけに、春の成長度を推し量る上でも重要な試合である。
 試合は法大のキックオフで始まった。積極的にボールを展開していく関東学院大に対して、法大は自慢のタックルで応戦。しかしタックルでは押し勝つが関東学院大は押されながらもうまくボディコントロールし、ボールを継続。徐々に前進していき前半20分までに3つのトライを重ねる。法大も好機をつかむがノックオンやマイボールラインアウトの半分を失うなど、なかなか攻め込めない。しかし終了間際に連続攻撃からトライを返し、19-7で前半を終えた。
 後半は法大、関東学院大ともに大量にメンバーを入れ替え、特に関東学院大は2軍の選手を起用したため法大は反撃を開始。2トライを返して同点に追いつくが、後半30分にミスから自陣インゴールに蹴りこまれたボールを抑えられ、突き放される。しかし38分に主将・FL浅野(経4)がトライを返し、同点。最後もゴール前まで攻め込むが、ボールをノックオンしノーサイドとなった。
 試合後、浅野主将は『引き分けするために練習しているんじゃない。勝つためなんだ』とチームに檄を飛ばし、武村監督も『まったくダメだ。関東学院が前半のメンバーのままなら、50点以上取られている負け試合だ』と怒りをあらわにした。


オープン戦・対早大戦結果 (5/13 早大東伏見G)

法大A 〇45−31● 早大A
法大B △43−43△ 早大B
法大1年 〇55−19● 早大1年

 春季オープン戦最初の大一番である早大戦。法大にとっては大学選手権で対戦するであろう相手である。また、法大と早大はかつて「早法時代」とよばれた一時代を築き、死闘を繰り広げたライバルでもある。
 伝統の展開ラグビーでBKにボールを展開する早大に対して、この日の法大は昨季、各大学を震撼させた「炎のタックル」がなかなか決まらず、次々に突破を許してしまう。また密集にボールを持ち込んでからターンオーバーされる事も多かった。学生日本代表のCTB渡辺(社4)や快足WTBコンビの斉藤(経4)・小滝(法4)らが個人技で突破してトライを量産し勝利を収めたものの、武村監督は「全体的に悪い。タックルは全然甘いし、FWもまだまだダメだ」と厳しい表情だった。  


期待の新入部員紹介

U19日本代表
LO   磯岡 正明    東福岡

高校日本代表候補
FL   山崎 甲将  公文国際
WTB 藤谷  淳  秋田工
CTB 山鹿 健太  法政二

高校東西対抗出場
PR 森   大祐  埼工大深谷
HO 寺山 真司  埼工大深谷
FL 大隈 隆明  江の川
CTB 小田嶋 毅  東  京


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