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ホームラグビーホーム03年の試合
ラグビー部の皆さん、1年間お疲れ様でした。そして最上級生として下級生をまとめ、またそのプレーでファンを沸かせた4年生の皆さん、4年間本当にお疲れ様でした。皆さんが新たな道でご活躍されることを祈っています。そして下級生の皆さん、創部80周年となる来季こそ優勝を勝ち取ってください。最後になりましたが、HPの更新が遅れたこと深くお詫び申し上げます。

日本選手権 社会人の壁越えられず…

2月15日(日)         博多の森
法    大
38

(大学ベスト4)
16
22
6T9
1G6
2P0
0D0
31
26
九 州 電 力
57

(社会人3位)

 大学選手権敗退から1ヶ月。大学選手権でベスト4まで勝ち進んだ法大は日本選手権で、社会人3位の九州電力と対戦した。
 前半から九州電力ペースで進んだ試合。後半に入り、WTB山本秀(社1)がこの日2本目のトライを奪うが、その後九州電力に4連続トライを決められる。試合時間残り10分から、WTB佐藤慎(経1)、SH穂坂(営3)、WTB成田(社1)がトライを奪う猛追を見せるが、38−57で試合終了。「勝利」を目標に、「最後の試合にしない」を合言葉に試合に臨んだ法大だったが、社会人チームの壁を破ることはできなかった。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村B 2谷口C 3福田C 4鬼頭A 5磯岡B 6佐藤崇C 7大隈B 8岡崎B 9穂坂B 10森田A 11和田B 12野村A 13金澤C 14山本秀@ 15坂元@
≪交替≫和田⇒22佐藤慎@:山本⇒20成田@:中村⇒17三浦C
トライ 2T…山本秀 1T…野村、佐藤慎、穂坂、成田


 準決勝 後半猛追見せるも関東学院大に敗北

1月10日(土)          国立
法  大
21

(リーグ戦2位)

14
3T7
3G5
0P1
0D0
33
15
関東学院大
48

(リーグ戦1位)

  関東リーグ戦で関東学院大と対戦し、敗れた法大。その試合後、山本監督は関東学院大の春口監督と「選手権で戦う」ことを約束した。そしてついにその約束が果たされる日がやってきた。早大戦後、「我々は11月22日に一回死んだようなもの。新たなスタートを切った法大を見せたい」と準決勝に向けての意気込みを語った山本監督。大学選手権準決勝、勝負の舞台を秩父宮から国立に変え、両校の熱き戦いが再び始まった。
 前半開始早々、関東学院大に先制トライを許す。このトライで試合は一気に関東学院大ペースに。さらに4分、14分、20分と立て続けに3連続トライを奪われる。法大も25分にラインアウトからモールで押し、最後はNO8磯岡(経3)が飛び込んでトライを決める。さらに点差を縮めたい法大だったが、得点につながるチャンスをミスでつぶしてしまう。逆に1トライを返され、前半を7−33という苦しい点差で折り返す。
 後半4分、さらに1トライを奪われ後がない法大。しかしここから法大が執念の反撃を見せる。後半28分、前半は不調だったラインアウトからSH穂坂(営3)がトライを決める。このトライでようやく自分たちのペースを取り戻した法大。さらに30分、左右に展開し繋いだボールを再び穂坂がインゴールに叩き込み、21−38とする。試合時間残り10分、追いすがる法政だったが、強力な関東学院大FWのDFを打ち破ることができない。逆に38分、関東学院大に駄目押しのトライを奪われる。さらにロスタイムに関東学院大のペナルティーゴールを決められ21−48。試合終了を告げる笛の音が鳴った瞬間、法大の大学日本一の夢が潰えた。
 試合後、山本監督は「ラインアウトに対するDFがかなり研究されていた。ラインアウトを攻撃の起点にするという我々のチームスタイルが出せなかった」と試合を振り返った。また佐藤崇主将(FL・社4)は「課題となっていたセットプレーが安定しなかった。前半で3トライを取られ、後半安定させようとしたが追いつく力がなかった。相手のFWに圧倒されて、DFが受けに回ってしまった」と悔しそうに語った。そしてさらに「けっこうメンバーが残っているので、今日の試合を糧に課題を克服していってほしい」と来年に向けて後輩たちにメッセージを残した。

【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村B 2水山C 3福田C 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7大隈B 8磯岡B 9穂坂B 10森田A 11和田B 12野村A 13金澤C 14山本秀@ 15小吹C
《交代》野村⇒21田沼@:水山⇒16谷口C:福田⇒17長沼A:山本秀⇒22坂元@
トライ 2T…穂坂 1T…磯岡 


プール戦第3節 あと一歩及ばず早大に惜敗

1月2日(金)          秩父宮
法  大
12

(リーグ戦2位)

2T3
1G2
0P0
0D0
12
早  大
19

(対抗戦1位)

 昨季の大学選手権、法大は早大に敗れ、準決勝で姿を消した。その敗戦で「組織の力だけでは通用しない」(山本監督)ことを実感させられた法大は、「個人のベースアップ」を目標に掲げ、春から早大・関東学院大に勝つことを目指してきた。そして昨季の敗戦から丸1年。Aグループでともに2勝同士の法大と早大の大一番が、1月2日秩父宮で行われた。
 試合は開始直後から両校の激しい先手争いが繰り広げられる。前半2分、ターンオーバーからチャンスをつかんだ早大が先制のトライ。すぐに反撃したい法大だったが、6分にWTB和田(経3)がシンビンで一時退場。一人欠けた状態で早大の攻撃に耐える法大だったが、16分、二つ目のトライを奪われる。早大ペースで進む試合、しかし法大もこのままで終わるわけにはいかない。前半25分、ラインアウトから展開したボールを、CTB野村(経2)のギャップをつく好プレーから、最後はCTB金澤(経4)がトライ。前半終わって7−12と1トライ差。勝負は後半にもつれ込んだ。
 後半も序盤から両校の激しいボールの奪い合いで、めまぐるしく攻守が入れ替わる。そんな中後半13分、早大のラインアウトをキャッチした法大が相手の厳しいディフェンスに苦しみながらもボールを繋ぎ、最後はWTB山本秀(社1)が右隅に走りこんでトライ。ついに同点に追いつく。中盤、早大の連続攻撃が続くが、法大は強烈なタックルでゲインを許さない。しかし攻撃面においては、ゴールライン間際まで攻め込むもののトライに結びつけることができない。1トライが勝敗を決める。そんな緊迫した戦況の中、両校の1トライを巡る激しい攻防が続く。試合が動いたのは後半31分、早大がラインアウトからモールを押し込んでトライを奪う。何とか追いつきたい法大。しかしロスタイムに得意のラインアウトを3回もらいながらも、ことごとくミス。法大はチャンスを生かすことができず、19−12で早大が逃げ切った。あと一歩というところところまで追いつきながらも、勝利を手にすることができなかった法大。この結果により法大のAグループ2位が確定。準決勝で関東学院大と対戦することが決まった。
 試合後、山本監督は「決定的なところでスコアにつなげられなかった」と敗因を語った。そして「ディフェンディングチャンピオンにここまでの試合ができた。国立でやったとしても評価できる試合だった」と選手の健闘をたたえた。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村B 2水山C 3福田C 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7大隈B 8磯岡B 9穂坂B 10森田A 11和田B 12野村A 13金澤C 14山本秀@ 15小吹C
《交代》和田⇒22坂元@:福田⇒17長沼A
トライ 1T…金澤、山本秀 


プール戦第2節 京産大を下し準決勝進出が確定

12月28日(日)          瑞穂
法  大
92

(リーグ戦2位)
43
49
13T3
12G3
1P1
0D0
10
14
京産大
24

(関西3位)

 準決勝進出をかけたプール戦第2節で法大は京産大と対戦。昨季の覇者、早大との対戦を4日後に控え、チームの仕上がりを確かめる重要な一戦となった。
 試合開始早々、法大はWTB小吹(経4)がラックから展開したボールを右中間にトライし先制。その5分後、京産大に1トライを奪われ1点差とされる。しかしその後はFL佐藤崇主将(社4)の連続トライなどで43−10とし、後半に折り返す。
 後半4分、8分にLO磯岡(経3)、FL大隈(社3)がトライを奪う。さらに14分、この日公式戦初出場のWTB佐藤慎(経1)がトライを決める。波に乗る法大だったが後半20分、京産大にトライを奪われる。5分後、CTB野村(経2)がトライを奪い返すが、今度はパスミスしたボールを相手にドリブルされトライを決められてしまう。しかしその2分後、磯岡のこの日2本目のトライを奪う。さらにWTB坂元(情1)がこの日チーム最多の3本目のトライ決め、京産大を突き放す。さらに試合終了間際には、相手ボールをインターセプトしたCTB金澤! (経3)が駄目押しのトライを決め、92−24。この結果(Aチームで2位以上)により、法大の準決勝進出が確定した。
 試合後山本監督は、「今日価値あったのはキックくらい。ディフェンスは穴が開いていた」と厳しい評価。早大戦については「ディフェンディングチャンピオンにチャレンジ。中4日の日程をいい調子でもっていきたい」と語った。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村B 2水山C 3福田C 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7大隈B 8磯岡B 9穂坂B 10森田A 11坂元@ 12野村A 13金澤C 14佐藤慎@ 15小吹C
《交代》大隈⇒19岡崎B:水山⇒17長沼A:福田⇒16谷口C:篠塚⇒18鬼頭A:穂坂⇒20成田@:佐藤慎⇒22小笠原仁A
トライ 3T…坂元 2T…佐藤崇、磯岡 1T…小吹、水山、大隈、佐藤慎、野村、金澤


プール戦第1節 難敵東海大に快勝!

12月21日(日)          花園
法  大
74

(リーグ戦2位)
36
38
12T1
7G0
0P0
0D0

東海大

(リーグ戦4位)

 今季、大学選手権2回戦はA、Bそれぞれ4チームによるプール戦を行うこととなった。Aグループの法大はプール第1節で、関東大学リーグ戦では苦戦を強いられた、東海大との一戦を迎えた。
 前半11分、法大はFL岡崎(経3)のトライで先制。24分に東海大に1トライを奪われたものの、36−5で後半に折り返す。
 関東リーグ戦のときは、後半東海大の激しいタックルに自分達のペースを失った法大。しかしこの日は後半開始早々、WTB和田(経3)のトライを皮切りに、4トライを奪い東海大を寄せ付けない。最後はCTB金澤(経4)がトライ、ゴールをきっちり決めて、74−5で勝利。リーグ戦のときとは違う、成長した法大の力を印象付ける試合であった。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村B 2水山C 3福田C 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7岡崎B 8磯岡B 9穂坂B 10森田A 11和田B 12田沼@ 13金澤C 14山本秀@ 15小吹C
《交代》福田⇒17長沼A:和田⇒22坂元@:水山⇒16谷口C:岡崎⇒19山崎B:田沼⇒12玉川B
トライ 2T…山本秀、岡崎 1T…中村、森田、佐藤平、和田、小吹、篠塚、磯岡正、金澤


大会最多得点で1回戦突破!!

12月13日(土)         博多の森
法   大
126

(リーグ戦2位)
57
69
20T0
13G0
0P0
0D0

福岡工大

(九州1位)

 関東リーグ戦での苦い敗北から3週間。待ちに待った大学選手権が開幕。大学日本一を目指す法大は、博多の森で福岡工大と対戦した。
 法大は前半3分、CTB金澤(経4)のトライで先制。前半だけで9トライ、後半も10トライを奪い、福岡工大を圧倒。後半36分にはFL佐藤崇主将(社4)が合計20トライ目となるトライを決めた。最後はSH穂坂(営3)がゴールを決め、大会最多得点記録となる126−0で圧勝。悲願の大学日本一へ好スタートを切った。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1中村B 2谷口C 3福田C 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7岡崎B 8磯岡B 9穂坂B 10森田A 11和田B 12田沼@ 13金澤C 14山本秀@ 15小吹C
《交代》田沼⇒21玉川B:福田⇒17長沼A:和田⇒22坂元@:篠塚⇒18鬼頭A:谷口⇒16寺山B
トライ 4T…山本秀 3T…和田、金澤 2T…佐藤崇、小吹、岡崎 1T…福田、篠塚、玉川、磯岡


関東学院大に大敗 リーグ戦優勝ならず

11月22日(土)         秩父宮
法    大
26

(6勝1敗)
7
19
4T9
3G7
0P1
0D0
26
36
関東学院大
62

(7勝0敗)

 法大にとってリーグ戦の最終戦にして、最大のライバル、関東学院大との決戦の日がついにやってきた。ともに全勝でここまで勝ち進んできた両校が、リーグ戦の優勝をかけ秩父宮で激突した。
 前半11分、関東学院大に先制のトライを決められ、さらに1トライを失う。法大も前半19分、相手チームのパスを怪我から復帰したNO8磯岡(経3)がインターセプトし、トライを決める。しかしその後2トライを奪われ、26−7。関東学院大戦では「前半から動かしていきたい」と語っていた山本監督。しかし、前半から19点リードされるという厳しい展開で後半に折り返す。
 そして勝負の行方を決める後半40分が幕をあけた。後半6分、関東学院大にターンオーバーから早くも後半最初のトライを奪われる。なんとか点差を縮めたい法大は後半10分、前半不調だったラインアウトの成功から、LO佐藤平(経4)が縦に突破し、トライを奪う。ここから法大の反撃が始まるかにみえた。しかし関東学院大の強力FWと、決定力のあるBKのスピードの前に、流れを変えることができない。逆に18分、20分、23分と立ぁw)ト続けに3トライを奪われ、関東学院大に突き放される。32分にはSH穂坂(営3)からのパスをFB小吹(経4)がトライし、52−26と追いすがる。しかしその後1PGを失い、さらに38分に駄目押しのトライを決められ、62−26でノーサイドの瞬間を迎えた。
 試合後FL佐藤崇(社4)主将は「きれいな球出し、ラインアウトの安定ができなかった」と試合を振り返った。また山本監督は、「関東学院大のFWの圧力に、ゲームコントロールを失った」と厳しい表情で敗戦の要因を語った。
 リーグ戦の順位により法大と関東学院大は大学選手権では別ブロックになることが決まった。山本監督は関東学院大の春口監督と「選手権で闘うことを約束した」という。リーグ戦の雪辱を大学選手権で晴らすために、そして悲願の大学日本一を目指し、12月13日、法大は再スタートをきる。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1福田C 2水山C 3長沼A 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7岡崎B 8磯岡B 9穂坂B 10森田A 11小笠原A 12田沼@ 13金澤C 14山本秀@ 15小吹C
《交代》長沼⇒17中村B:山本秀⇒22坂本@
トライ 1T…磯岡、佐藤平、佐藤崇、小吹 


  

中大に完封勝利!
リーグ戦優勝をかけ22日関東学院大戦に挑む

11月9日(日)    三ツ沢
法 大
64

(6勝0敗)
29
35
9T0
8G0
1P0
0D0
0
0
中 大
0

(1勝5敗)

 先週の東海大戦でリーグ戦の2位以上が確定した法大。しかしその試合内容は課題の残るものであった。その課題をいかに改善し、難敵中大相手に自分たちのペースで戦うことができるか。関東学院大戦を前にチームの仕上がりを確かめる重要な一戦となった。
 法大は前半7分、中大の反則からCTB金澤(経4)がペナルティーゴールを決め先制する。19分にWTB小吹(経4)がトライを奪ったのを皮切りに、23分には中大のパスミスしたこぼれ球を金澤がとってトライ。その3分後にはターンオーバーしたボールをSH穂坂(営3)が左中間にトライする。その後WTB山本秀(社1)がさらに1トライ奪い、29−0で後半に向かう。
 後半に入っても法大は好調に攻撃を続け、4分、18分に小吹、PR長沼(社2)がトライを奪う。24分にはFB大隈(社3)がタックルを振り切ってトライ。さらに30分にはこの日公式戦初出場したルーキーWTB坂本(情1)がトライを決める。中大にゴールライン間際まで攻め込まれる場面も何度かあったが、瀬戸際・u桙フ攻防で凌いだ。33分にはLO篠塚(社2)がだめ押しのトライを決め、64−0で今季初の完封勝利をおさめた。
 試合後山本監督は、「まだ細かなミスがあり、完璧には程遠いが完封できた。攻撃のリズム感が出てきた」と試合を振り返った。また「パスの精度をあげ、ハードで確実なタックルができるようになる」事を課題としてあげた。2週間後の関東学院大戦については「いかに平常心で良い判断ができるか」が重要だと語り、「まずは体調を整え、自信をもっていい状態で関東学院大戦に臨みたい」と力強い口調で語った。
 次戦はいよいよ関東学院大戦。今の4年生が入学してから一度も関東学院大に勝ったことのない法大。4年ぶりの関東学院大戦勝利、そしてリーグ戦優勝をかけて、22日の頂上決戦に挑む。

 
【法大メンバー】※丸数字は学年
1福田C 2水山C 3長沼A 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7大隈B 8岡崎B 9穂坂B 10森田A 11小笠原仁A 12田沼@ 13金澤C 14山本秀@ 15小吹C
《交代》山本秀⇒22坂本@:長沼⇒17三浦C:岡崎⇒19山崎B:穂坂⇒20成田@:水山⇒16小田嶋B
トライ 2T…小吹 1T…金澤、穂坂、山本秀、長沼、大隈、、坂本、篠塚


東海大に辛勝しリーグ戦2位以上確定

11月1日(土)    秩父宮
法 大
18

(5勝0敗)
3
15
2T1
1G1
2P0
0D0

東海大
7

(3勝2敗)

 リーグ戦も後半戦に突入。法大は昨季リーグ戦3位、大学選手権では8強入りを果たした東海大との対戦を迎えた。今季、東海大は東海大仰星校が全国制覇したときのメンバーが最上級生になっているだけに、なんとしても負けられない一戦となった。
 前半18分、東海大のオフサイドからCTB金澤(経4)がペナルティーゴールを決め法大が先制。しかしその後は度重なる相手のミスもうまく得点につなげることができず、3−0という僅差で後半に折り返す。
 後半6分、出血したLO篠塚(社2)に代わって一時出場したLO森拓也(社1)がようやくこの日1つ目のトライを決める。さらに5分後、金澤がペナルティーゴールを決め11−0。後半15分にはタックルの鬼FL大隈(社3)がトライを奪う。このまま流れに乗っていきたい法大だったが、東海大の激しいタックルに苦戦。自分たちのペースを見失い、30分に東海大にモールを押し込まれトライを奪われる。結局18−7で辛くも勝利を手にした。
 試合後、山本監督は「うちの一番悪いところが出た。評価できるのは勝ったぁw)アとだけ」と苦い表情。またFL佐藤崇(社4)主将は、「前半から自分たちのペースがつかめず、苦しい結果になってしまった」と語った。
 苦戦しながらも、なんとか連勝を守り抜き、大学選手権出場の切符を手にした法大。「(今回の試合結果を)次戦以降につなぎたい」という山本監督の言葉に期待したい。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1三浦C 2水山C 3長沼A 4篠塚A 5鬼頭A 6佐藤崇C 7大隈B 8岡崎B 9穂坂B 10森田A 11風巻B 12田沼@ 13金澤C 14山本秀@ 15小吹C
《交代》三浦⇒17福田C:水山⇒16寺山B:岡崎⇒19山崎B:篠塚⇒18森拓@(一時交代)
トライ 1T…森拓、大隈


強敵大東大を一蹴! 法大開幕4連勝

10月25日(土)    秩父宮
法 大
68

(4勝0敗)
28
40
10T1
9G0
0P0
0D0

大東大
5

(1勝3敗)

 法大はリーグ戦4戦目にして、強敵大東大との山場の一戦を迎えた。
 試合が動いたのは前半15分、大東大の反則からSH穂坂(営3)がタップキックで抜け、右中間にトライ。このトライで一気に勢いづいた法大は、大東大に1トライを許したものの、CTB金澤(経4)、WTB小吹(経4)、PR三浦(経4)がトライを決め、28−5で前半を折り返す。
 後半に入っても波に乗る法大は、9分にルーキーのWTB山本秀(社1)がトライを奪う。15分にはモールをそのまま押し込み、最後はLO篠塚(社2)がトライ。大学随一のサイズを誇る大東大FW軍団相手に力負けしないところを見せつける。また後半20分には、法大伝統のスピードを受け継ぐ高速BKがすばやいパスを展開し、CTB田沼(社1)がトライを決める。さらに試合終了間際に小吹がこの日4トライ目、リーグ戦通算9トライ目となるトライを奪う。後半は守っても鋭いタックルで終始大東大に付け入る隙を与えず、68−5で開幕からの連勝を4に伸ばした。
 試合後、山本監督は「スタートからガンガン飛ばしていこうと思ったが、地に足がついていた」とコメント。また今季課題としている『判断力』の完成度については、「まだまだ判断にプレーがついていかない」と語った。
 11月になればリーグ戦も残りは昨季の上位校との対戦になる。怪我人も増えこれからますます厳しい戦いになることが予想されるが、打倒関東学院大を胸に、一戦一戦をきっちり勝ち抜いていってほしい。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1三浦C 2水山C 3長沼A 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7大隈B 8岡崎B 9穂坂B 10森田A 11藤谷B 12野村A 13金澤C 14山本秀@ 15小吹C
《交代》野村⇒21田沼@:佐藤平⇒18鬼頭A:藤谷⇒22和田B:三浦⇒17福田C:岡崎⇒19山崎B
トライ 4T…小吹 1T…穂坂、金澤、三浦、山本秀、篠塚、田沼


豪雨の中での激闘! 流経大に借りを返す

10月13日(月)    秩父宮
法 大
41

(3勝0敗)
22
19
6T4
4G2
1P0
0D0
7
17
流経大
24

(2勝1敗)

 試合前から降り始めた雨は次第に勢いを増し、秩父宮のグランドが冠水していく。法大の選手たちも今まで経験した事の無いような豪雨の中、試合は行われた。相手は、法大同様ここまで負け無しの流経大。法大にとっては東日本セブンズ、夏の菅平で敗戦を喫した手ごわい相手との一戦となった。
 法大は前半3分、モールからFL佐藤崇主将(社4)のサイドを突くトライで先制する。10分後、流経大に同点に追いつかれるも、SH穂坂(営3)がラックからサイドを突くトライを決め突き放す。29分にはその穂坂がサイドを突きつないだボールをWTB山本秀(社1)がトライ。さらに前半終了間際にCTB金澤(経4)がPGを見事成功させる。「想像を超えた天候だったが、ほぼ完璧にやりたい事をやれた」と山本監督も語るように、悪天候の中キックを効果的に利用した戦いで、法大は22−7で後半に折り返す。
 後半に入り法大はNo8吉田(経3)とPR三浦(経4)が立て続けに2本のトライを決める。 後半に入り法大はNo8吉田(経3)とPR三浦! (経4)が立て続けに2本のトライを決める。しかし、前半の大雨が嘘のように、晴れ間がさしてきた後半10分、ハンドリングエラーしたボールをターンオーバーされ、トライを奪われる。その後法大も1本トライを追加するが、前半の疲れが出たのか、ミスを繰り返しチャンスを活かせない。「力のある強いチームだったら畳み掛けるところだが、気が緩んでしまった」(山本監督)。逆に流経大に攻め込まれ、2本のトライを奪われるが、辛うじて逃げ切り、41−24で連勝を守りきった。
 豪雨の中での厳しい試合になったことについては「雨がひどくなると思ったが、想像を超えていた。選手たちも本当にいい経験になった。一生忘れないと思う」とコメント。佐藤崇主将はこれまでの3試合を「完封できた試合が無い」と振り返り、「残りの試合は最後まできちんとおさえたい」と語った。
 次戦は法大との相性が良い大東大。昨年も1点差という接戦を演じているだけに、今年も気がぬけない山場の戦いとなるだろう。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1三浦C 2水山C 3長沼A 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7大隈B 8岡崎B 9穂坂B 10森田A 11和田B 12野村A 13金澤C 14山本秀@ 15小吹C
《交代》篠塚⇒18鬼頭A:穂坂⇒20成田@:金澤⇒21田沼@:水山⇒16寺山B
トライ 2T…佐藤崇 1T…穂坂、山本秀、岡崎、三浦


  

山梨学院大に100点ゲームで圧勝 惜しくも完封は逃す

10月5日(日)    御勅使南
法 大
100

(2勝0敗)
36
64
16T1
10G1
0P0
0D0
0
7
山梨学院大
7

(0勝2敗)

 「しまりの無い試合になってしまった」。試合後山本監督は100点ゲームと圧勝しながらも、厳しい顔つきでそう語った。
 法大は前半2分、FL佐藤崇主将(社4)のトライで先制する。その後もFB小吹(経4)が3連続トライを決めるなど、前半だけで6トライを奪い、36−0で前半を折り返す。
 後半、ハンドリングエラーや判断ミスは多くなったがその勢いは止まらず、WTB和田(経3)のトライを皮切りに9トライ6ゴールを奪う。後半36分にはラックからパスをつなぎ最後は佐藤崇主将がトライを決め、スコアは100−0。このまま完封するかに思われた。しかし後半41分、ロスタイムに反則を繰り返し、ジリジリと後退する法大は山梨学院大の攻撃を止めることができず、1トライを奪われ、100−7。完封勝利を逃した。
 一週間前、ライバル関東学院大は山梨学院大相手に109−0という見事な結果を残した。「その結果を意識していた」という佐藤崇主将。試合後、「一番最後に悪さが出た。100点ゲームよりも完封したかった」と悔しそうに語った。
 惜しくも完封勝利は逃したが、「BKでダイナミックにボールが動かすゲームができた」と山本監督。今後に向けての課題が浮き彫りになった試合となった。


【法大メンバー】 ※丸数字は学年
1三浦C 2水山C 3長沼A 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7大隈B 8岡崎B 9穂坂B 10森田A 11和田B 12野村A 13田沼@ 14藤田A 15小吹C
《交代》穂坂⇒20成田@:篠塚⇒18吉田B:長沼⇒17長崎B:田沼⇒21玉川B:藤田⇒22風巻B
トライ 3T…佐藤崇、小吹 2T…田沼 1T…和田、佐藤平、成田、野村、水山、岡崎、藤田、吉田


関東リーグ戦開幕 強豪日大相手まずは一勝

9月28日(日)          北上
法   大
58

(1勝0敗)
18
40
9T1
5G1
1P0
0D0
0
7
日   大
7

(0勝1敗)

 リーグ戦優勝、そして大学日本一を目指す法大にまたこの季節がやってきた。強豪日大との初戦が北上で行われた。
 法大は前半17分この日公式戦初スタメンを果たしたルーキー、WTB山本秀(社1)のトライで先制する。その後もFB小吹(経4)、SH穂坂(営3)がトライを決め、前半を18−0で折り返す。
 後半も勢いに乗る法大は途中出場のLO吉田(経3)の連続トライを含む6トライを決める。その後日大に1トライを許すも、少ないミスでゲームを支配し58−7で初戦を白星で飾った。


【法大メンバー】※丸数字は学年
1三浦C 2谷口C 3長沼A 4篠塚A 5佐藤平C 6佐藤崇C 7大隈B 8岡崎B 9穂坂B 10森田A 11藤田A 12野村A 13金澤C 14山本秀@ 15小吹C
《交代》穂坂⇒20成田@:篠塚⇒19吉田B:三浦⇒17小栗C:岡崎⇒22山崎B:野村⇒21田沼@:小吹⇒16水山C
トライ 3T…山本秀 2T…小吹、吉田 1T…穂坂、金澤


ラグビー部、山本監督インタビュー

春シーズンを終え、夏合宿を控える法大ラグビー部の山本監督に春シーズンと今後について語ってもらった。

――春シーズンを振り返って手ごたえは?
 まずケガ人が多かったので思うようにメンバーが組めなかった。ただプラスに考えれば、色々な選手を登用するチャンスになった。

――思った以上に一年生の活躍が目立っていましたが。特にWTB佐藤慎(経1)は一本目に定着していました。
 一年生はBKを中心によく力を発揮してくれた。佐藤慎は始めよかったが、後半は疲れが出たのか少し動きが悪かった。一年生は多くの選手が夏を越してレギュラー争いに加わってきそう。

――春の大一番、早大との対戦(31−59で敗戦)については?
 去年との差があまり変わらなかった。接点での強さは相手のほうが勝っていた。

――3月にトップ選手を30人作りたいといっていたが、そのあたりはどうか?
 ケガでこぼれた選手がどの位置にいるのか、トップ30になっているかどうか分からない。

――ケガ人の状態は?
 まだこの時期なので無理はさせなかったから、夏にはほとんどの選手が復帰できる。

――春のオープン戦から見えた課題・目標は?
 春は一年生がいい活躍をしたので、これからはケガ等で出場できなかった上級生に頑張ってもらいたい。合宿での目標はまず個人のベースアップ。接点でボールを持ったときの強さを高めていきたい。個人の状況に応じての判断能力も上げていきたい。ただチームパターンにはまらず、考えることができるようにはなってきたと思う。


今季のリーグ戦日程発表

9/28 VS日大 13:00 北  上
10/5 VS山梨学大 14:00 御勅使南
10/13 VS流通経大 14:00 秩 父 宮
10/25 VS大東大 14:00 秩 父 宮
11/1 VS東海大 14:00 秩 父 宮
11/9 VS中大 14:00 三 ツ 沢
11/22 VS関東学院大 14:00 秩 父 宮


 今季の法大はいきなり強豪の日大と岩手・北上で対戦する。ここで快勝して波に乗りたいところだが、逆の可能性もあるため決して油断できない。
 中盤戦では春のセブンズで敗れた流通経大、毎年苦戦する大東大、成長著しい東海大との対戦があり気を抜ける試合はひとつもない。
 そして最後は春に圧倒的な強さを誇った関東学院大との対戦が控える。今の4年生が入学してから一度も勝利がないだけに何とか勝利し、大学日本一へ弾みをつけてもらいたい。


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