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戦国プロ野球開幕 橋本氏「今年のセは戦国」と予想
[2015年3月12日12時4分]
今年のセ・リーグは戦国プロ野球だ。野球解説者の橋本清氏(45)が、ASJが運営するオンラインプロ野球ゲーム「ドリームベースボール」の新モード・戦国プロ野球のPRのため、東京・築地の日刊スポーツに来社。新モードの名前とかけて「戦国という言葉は、特に今年のセ・リーグに合う」と説明した。同ゲームのプレー経験もある橋本氏に、ゲームとプロ野球のポイントについて聞いた。
まさに群雄割拠。橋本氏の目には、すでに戦国時代さながらのセ・リーグ大混戦が映っている。昨年まで3連覇中の巨人が優勝候補筆頭ではありながら「捕手の問題が一番気になる。阿部のコンバートでどうなるか。ライバルは広島。やはり黒田の存在が大きい」と分析した。世代交代が進む巨人に対し、若手とベテランが融合しCS敗退の悔しさをバネにした広島。もちろん昨年日本シリーズに進出した阪神をはじめ、中日、DeNA、ヤクルトとどの球団にもチャンスがある状況だ。
頂点を知るものだからこそ、その喜びや続ける難しさも知っている。PL高校時代は春夏連覇、巨人時代も日本一を経験した。やはり国内で絶大な人気を誇るスポーツで頂点に立つ気持ちは格別だ。「(戦国時代の)身分が変わるじゃないですが、いろいろと大きく変わる。プロならもちろん給料だって違いますし。活躍した年のオフは気持ち良く送れるし、ダメだったら静かにしていないといけない(苦笑)やっぱり、優勝すると自信もつきますからね」と明かした。
ドリームベースボールの戦国プロ野球モードは、プレーヤーが足軽からスタートし大名となることを目指すゲーム性。チームの編成は、実在の選手を選び、実際の試合の成績がゲームにも影響する。「(選手を)動かすことができない分、もっと頭を使う。選手の調子を考えながら、どうゲームに入っていくか」と、監督同様に布陣に頭を悩ます。そんな中で重要視するのが、ここ一番での勝負づよさと経験だ。「どんなチームでもいきなり強くはならない。つらい経験をしたチームが強くなる。去年のオリックスなんて究極ですよ。だから今年は大型補強もして本気なんだなと」。橋本氏がゲームで使う選手も、悔しさをバネにして、野球界の天下統一を目指す心意気の持ち主が多くなりそうだ。
甲冑(かっちゅう)に身を包み、気合の入った表情を見せた橋本氏。ゲームとはいえ「野球だとやっぱりはまっちゃうんですよね。真剣に悩みますから。ただ、引退してからも何かしらプロ野球に携われるのはうれしい」と、現役当時同様に真っ向勝負でゲームにも挑む構えだ。現実のプロ野球もゲームも、まさに戦国時代に突入する2015年。天下統一を目指す戦いは、もう始まっている。
◆ドリームベースボール ASJが運営するオンラインプロ野球ゲーム。ゲームモードは本格予想「DBB CLASSIC」、育成・戦略「DBB WORLD」、そして新たにスタートした戦略「戦国プロ野球」がある。いずれも、実在の選手を選択しチームを構成。実際の試合の成績に応じて、プレーヤーのチームの能力も変動する。「戦国」では、プレーヤーが足軽から大名まで出世することを目的とする。また、内政や流通を駆使して、自国の生産物や財力を増やすことで、プレーに有利となる野球道具を作成することが可能。公式ホームページはhttp://www.d-bb.com/。
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