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アジアのカジノ市場 久々に拡大
[2016年8月4日18時38分]
モルガン・スタンレーのリポートによると、世界のゲーミング市場のVIP売上はこれまで、8四半期連続で減少を続けてきたが、2016年の第1四半期に来てようやく歯止めがかかった。アジア市場ではVIP売上が46億5000万ドルと前四半期に比べ1%増加したという。しかしモルガン・スタンレーは16年通年については、VIP売上は引き続き減少すると予想している。
世界のVIP市場の第1四半期売上を見ると、カンボジアが前期比175%の8100万ドル、またサイパンも1億7700万ドルと大幅に増加するなど、マカオ以外の伸びが目立つ。マカオの第1四半期のVIPバカラの売上は前年同期比では19.3%減だが、前四半期からは2.7%の増加となっている。依然として売上規模では首位のマカオだが、そのシェアは12年の80%から15年には65%へと縮小している。モルガン・スタンレーは、マカオのVIP市場は今年16%減となり、来年はそのまま横ばいで落ち着いていくと予想する。その他の地域では、シンガポールが今年10%程度の減となるも、17年には12%増へと回復、またフィリピンのVIP市場はマカオでの代理賭博(プロキシ・ベッティング)禁止による恩恵を受け、売上をさらに伸ばすと予想している。(リゾカジ.com)