日本版カジノ実現への第一関門ともいえる「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」、通称ＩＲ推進法案を自民党、日本維新の会、生活の党が提出。今国会内に成立する可能性がある中、３日間の日程で行われるＪＧＣには国内外の関係者が多数参加。世界最大手のラスベガス・サンズ、マイケル・レヴィン社長をはじめとする海外事業者のほか、国会議員、国内のカジノ研究家、弁護士、大手広告代理店関係者らが、日本版カジノの実現について講演などを行う。

　翌週２０日からは、マカオでカジノマシンの見本市「Ｇｌｏｂａｌ　Ｇａｍｉｎｇ　Ｅｘｐｏ　Ａｓｉａ（Ｇ２ＥＡ）２０１４」も開幕。日本からも複数の企業がブース出展を予定だ。海外からも日本のカジノ実現に向けて、注目を浴びる１週間となる。

　一方でＪＧＣ開催期間中の１５日には、日本弁護士連合会が「カジノ解禁推進法案に反対する緊急院内学習会」を開催。カジノに関する諸問題を検討、カジノ設置に伴う弊害についての話し合いが行われる。

　ＩＲ推進法案については、今国会で成立を逃すと秋の臨時国会、さらには来年の通常国会まで先送りになる可能性も高い。それだけに賛成派、反対派ともに６月２２日の会期末まで活発な意見交換が行われそうだ。