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カジノとパチンコ・パチスロの相関とは

[2014年6月25日17時19分]

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カジノとパチンコ・パチスロ両面について語る菅沼社長

カジノとパチンコ・パチスロ両面について語る菅沼社長

 22日で閉会した通常国会。注目されたカジノを含む複合型リゾート施設(IR)整備推進法案は、成立こそならなかったが、衆院内閣委員会で審議入りした。今後は秋の通常国会での成立が、国内外のカジノ業界関係者が期待するところとなる。

 この法案に関連し、日本版カジノが語られる上で、必ずといっていいほど引き合いに出るのがパチンコ・パチスロだ。理由は特殊景品を介しての換金が行われるため、実質的なギャンブルとしての認識が一般的だからだ。

 そんな中、オーストラリアに本社があるアリストクラートグループは世界的にカジノマシンを展開、日本国内ではパチスロも製造・販売と、既に双方の業界で実績がある数少ない企業のひとつ。果たして日本版カジノができた時、パチンコ・パチスロとの関係はどうなるのか。アリストクラートテクノロジーズ、菅沼正典社長に話を聞いた。

-日本でカジノができることの影響は

 菅沼 国にとっては、税収入の部分が非常に助かると思う。ここまでみなさんが関心を持って動きだしている。最近では社会的な負の側面というのも非常に注目はされていますが、それ以上に正のメリットはあると思う。そう考えれば、日本のカジノは早く実現するんじゃないかと思います。

-カジノマシンとパチンコ・パチスロの共通点は

 菅沼 (タイアップする)版権というのは非常に重要です。たとえば世界最大手のメーカー・IGTなら、アメリカのテレビドラマやスター・ウォーズ。アリストクラートもターザンやバットマンなどを版権として使用したりしています。カジノ向けのスロットマシンを作っていく際にも、なくてはならないものです。

-カジノができることで、パチンコ・パチスロはユーザーが減るのか

 菅沼 共存できると思っています。たとえるならゲームセンターとディズニーランド、それくらい両者にはパチンコ・パチスロとカジノに違いがあると思っている。日本全国1万2000店弱のパチンコホールがありますが、カジノがそれだけできるかといえば、そうではない。日本全体で何軒というレベルだと思います。カジノに行く場合は非日常。一方パチンコ・パチスロは駅前にあったり、自分の生活範囲内にあったりするもの。もともと大衆娯楽ですし。同じように見えますが、エンターテインメントの質が違う。パチンコ・パチスロは、適度にサラリーマンや学生の方々が、1週間のうちに何日か遊びに行こう、会社帰りに行こうみたいな、そういうものだと思っています。

-アリストクラートとしてやっていくことは

 菅沼 カジノマシンとして、当社はアジアで50~60%のシェア。しかし国内ではパチスロのみ扱っていて、なかなかシェアが伸びていません。ただ、今年は大きな転換期。今期出す予定の機械が、我々にとってビッグタイトルなので、大きく飛躍したいと思っています。今年からはアリストクラートブランドを高めていきたい。それがしいては、パチスロのプレーヤーがカジノに来た時に「おっ、アリストクラートじゃないか」と思ってもらえれば。逆に海外でアリストクラートをよく見た人が日本に来て「パチンコもパチスロもやっているんだね」と。そんな相乗効果が期待できればと思っています。

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