計画案は、同日の府市ＩＲ立地準備会議で示された。地下鉄中央線のほか、ＪＲ桜島線と京阪中之島線の延伸を検討。実現すれば、ＪＲ大阪駅から新駅「夢洲駅」（仮称）までの所要時間は２２～４０分。

　このうち、地下鉄中央線は既設の海底トンネル「夢咲トンネル」を活用し、終点のコスモスクエア駅から夢洲駅まで約３キロを延伸する。整備費は約５４０億円を見込んでおり、担当者は「３路線で最も低コストの上、工期も短い。早ければ２０２１年にも開通が期待できる」としている。

　１８日の会議で、大阪府の松井一郎知事は「利用者目線に立ったアクセスの在り方を考える。費用負担は事業者を巻き込みながらやっていきたい」と意気込みを語った。（共同）