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カジノ回復は来年後半/マカオ経済財政部

[2014年10月29日12時37分]

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マカオのカジノは来年回復?

マカオのカジノは来年回復?

 10月23日、マカオ政府の経済財政部の譚伯源(フランシス・タム)長官は現地メディアに対し「マカオのカジノ収入の低迷は2015年の後半まで続く」との見方を示し、今年10月のカジノ収入は先月よりもさらに落ち込むとの見通しを語った。

 23日から始まった「マカオ国際貿易投資フェア」で基調講演を行ったタム氏は、メディアとのインタビューで「直近4、5ヶ月間でカジノ収入は落ち込みを見せているが、観光客数が減っているわけではなくむしろ増加している。観光客はカジノだけでなく、宿泊や食事、買い物といったその他のレジャーを楽しみに来ている」と述べ、ここ数カ月で決して経済が不安定になったわけでなく、カジノ以外の要素では順調に成長が続いていることを強調した。また、来年開業する新規のカジノリゾートや、香港・マカオ間で開通予定の「港珠澳大橋」の開通で、マカオへの渡航者がさらに増加するとの見通しも述べた。

 一方で、タム長官は「10月のカジノ収入の減少幅は、先月よりもさらに大きくなるだろう」とし、9月の前年比11.7%減よりも下落率はさらに大きくなると話した。

 現地の報道によれば、10月のカジノ収入は前年比20%程度減少するとの予測もある。中国中央政府の反腐敗運動や倹約令により、カジノのVIP収入は大きく落ち込むが、観光客の増加でマス(一般)市場の収入は安定して増加。これにより、これまで約3分の2を占めるとされてきたVIP収入とマス市場の収入シェアは拮抗し始め、政府が発表した今年第3四半期の数値ではマス市場のシェアは44%(VIPは56%)と第1四半期から10%近くも大きくなった。これまで、VIPカジノの収入に大きく依存してきたマカオの観光産業だが、VIP以外のカジノ収入やノンゲーミング収入の増加により、観光地として本来あるべき姿へと変化しつつあるようにも見える。(PiDEA)

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