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世界の中野が初代王者に!/麻雀 日刊杯

[2014年8月1日10時17分]

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<日刊スポーツ杯争奪 スリアロトーナメント>◇決勝4回戦(最終戦)◇東京・麻雀スタジオ◇日刊スポーツ新聞社後援

初代王者に輝いた中野(写真右から3人目)

初代王者に輝いた中野(写真右から3人目)

 往年の勝負勘がさえわたった。中野浩一氏(スポーツコメンテーター・元競輪選手)が、麻雀の日刊スポーツ杯争奪スリアロトーナメントの初代王者に輝いた。プロ雀士ら16人が出場。半荘4回での戦いとなった決勝で中野氏は、プロ3人を相手に3回トップを奪う快勝。麻雀でも“世界の中野”の本領を発揮した。

 中野氏は最後はかみしめるように、ゆっくりと牌を倒した。半荘3回で2回トップを取って迎えた最終戦。2位の新津プロとは22.4ポイント差と、オーラスまで気が抜けない戦いだった。逆転を狙う新津プロの上がり牌7ピンを引き込みテンパイすると、直後に井出プロが切った4ソウで、勝負を決するピンフの出上がり。実力者ぞろいのプロ3人を相手にしても、競輪世界選手権10連覇を成し遂げた“世界の中野”の勝負強さは健在だった。

 開き直りの勝利だ。予選、準決勝と苦しみながら2位に滑り込んでの勝ち上がり。「緊張感いっぱいだった」分、プロに囲まれた決勝は、むしろ「気分的に楽」だった。競輪のキャリアと重ね「2着、2着で勝ち上がっても決勝は負けないぞと。現役時代と同じですね」と笑みがこぼれた。のびのび打てば、プロ顔負けの実力者。終わってみれば、中野氏の土俵で進んだ決勝卓だった。

 決勝1回戦で弾みがついた。トップから3着まで、3300点差の大激戦。プロ2人に追い掛けられる展開も、しぶとくしのいでトップを取った。2回戦ではラスを引いたものの「プロ相手にやると楽。負けて当たり前じゃないですか」と落ち込むことなく3回戦では再びトップ。新津、井出両プロの猛追にも、精神的な余裕が打ち筋を鈍らせなかった。決勝卓を通じてリーチのかけ合いにも、ことごとく勝利した。

 プロ・アマ混合の16人で競われた日刊スポーツ杯争奪スリアロトーナメント。夏には早くも第2回がスタートする。「(この大会も)10連覇くらいしたいと思います。言うだけただですからね」と、早くも10連覇宣言も飛び出した。勝ち続けることの喜びと苦しさを知る男は、すでに次の目標を見据えていた。

 4回戦の各選手の得点は1着中野浩一3万3100点、2着井出洋介プロ(麻将連合)2万7000点、3着忍田幸夫プロ(麻将連合)2万2700点、4着新津潔プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)1万7200点。

 決勝の最終トータルポイントは1位中野+77.2、2位井出+15.6、3位新津▲11.1、4位忍田▲81.7。

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