北北海道代表、旭川大高の諸橋幸平左翼手(2年)が、親子2代出場を果たす。父弘幸さん(46)は旭川大高3年時の80年夏、主将として甲子園2勝に貢献した。諸橋は父を超える活躍をすることを誓った。

 父は、元近鉄の故鈴木貴久さんが主軸だったチームで1番遊撃手を務めていた。1回戦の日向学院戦(宮崎)では延長13回の逆転サヨナラ勝ちなど、北北海道勢初の1大会2勝を挙げ、地元ファンを沸かせた。「甲子園は本当にいいところだと話をしてくれた」と諸橋は言う。

 硬式チーム、サンリーグ・旭川大雪ウィナーズのコーチを務める父の影響は大きかった。兄幸矢さん(旭川大3年)も旭川大高時代は投手と、同じ道を選択している。今春から2番打者に据えた諸橋について、端場雅治監督(40)は「勝負師タイプ。1番でも中軸でもいいけど、何でもできるから2番」と信頼を置く。

 1回戦の相手が常葉学園橘(静岡)に決まり、携帯電話のメールで父に知らせると「父さんのときも2日目で8月9日だったと返ってきた」。29年前と同じ試合日に驚きながらも「父よりは打ちたいですね」。1回戦は1安打だった父超えも見据えた。

 初戦は最速147キロ右腕・庄司隼人投手(3年)の攻略がカギになるが、諸橋は「球は速いらしいけど、1打席でも早く修正できれば」と力を込めた。父から激励された「暴れてこい」の言葉を胸に初舞台に臨む。【村上秀明】