日本野球機構(NPB)は20日、来年3月のWBCの主力となる侍ジャパンのメンバー18人を発表した。

 過去3大会ではなかった先行発表は、小久保監督の強い希望で実現した。同監督は「侍ジャパン代表としての責任と自覚を持ってオフを過ごし、2月1日からのキャンプイン、23日からの日本代表強化合宿を万全の状況で迎えてほしい」とコメント。残る10人については、「MLB所属選手を含めて選考中」とした。

 18人の内訳は投手7人、捕手2人、内外野手9人。WBCには投手13人以上の規定があり、残る10人のうち6人以上は投手になる。招集を目指すカブス上原、マーリンズ田沢、ヤンキース田中、ドジャース前田らの動向を見極めながら、選考を続けていくことになる。

 アストロズ青木らを含めた日本人大リーガー9人は、12月1日までに暫定ロースターに登録済み。NPB・井原敦事務局長は「(主催する)WBCIが選手及びMLB球団との調整作業を行っている。その結果が届き次第、小久保監督が編成作業をした上で、発表していきたい」と、大リーガーの参加は決定次第、順次発表する可能性を示した。【前田祐輔】