6月に右肘の靱帯(じんたい)修復手術を受けたレッドソックスの松坂大輔投手が18日、最長27メートルのキャッチボールを50球行うなどしてフロリダ州フォートマイヤーズの球団施設での年内の練習を終えた。今後はボストンに戻り、トレーニングを続ける。

 平地ながら、大きく振りかぶり腰を小刻みに振る独特のフォームから力強い球を投げ込んだ。まだ、変化球は投げられないが、再びフロリダに戻る1月にはブルペン投球を再開する見通し。松坂は「体を大きく使えるようになって、どういう投げ方がいいのか、少しずつその形が見え始めてきている。あとは一つ一つ筋肉を連動して使えるようにしたい」と話した。

 同じ手術を受けた選手のリハビリを何人も見ているトレーナーからは「数少ない順調な選手の1人」と評価されている。