右肘を痛めて故障者リスト(DL)入りしている米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(25)が28日、チームの遠征先デトロイトでのタイガース戦の前に実戦的な練習に登板した。

 日本のシート打撃に相当する練習で3回、49球を投げた。イニングの間には休憩を挟み、捕手とサイン交換しながらカウントも取った。

 制球がややばらついた田中将は「全てのボールに関して良かったと思えるものがなかった。収穫はそんなになかった。こんな状態では(メジャーで)投げられるとは思っていない」と不満げだった。

 7月9日にDL入り、右肘靱帯(じんたい)の部分断裂が判明した田中将は、ここまで順調な回復を見せている。

 今後はリハビリ登板などで球数を90球まで増やし、9月中のメジャー復帰を目指す。