フィリーズからFAとなった田口壮外野手(39)が16日、カブスとマイナー契約を結ぶことを明かした。米報道を受けてこの日、約2カ月半ぶりにブログを更新。渡米8年目で初めて、マイナー契約の招待選手でキャンプに参加する。

 田口はあえていばらの道を選んだ。昇格を果たせば年俸90万ドル(約8100万円)の1年契約。だが昨季リーグ最高勝率のカ軍は選手層が厚く、FAではブラッドリー右翼手(前レンジャーズ)を獲得。ベンチ枠5人とされる外野陣は、左翼ソリアーノ、中堅福留、控えジョンソンまで開幕構想が固まる。田口が生き残る道は、ガスライトとピーの俊足コンビをけ落とすしかない。田口はブログで「正直なところ、大変な迷いがありました」と決断までの揺れる心境を明かし、「マイナーを納得していません。はい上がって、再びメジャーの舞台で勝負してみせます」と不惑を迎えるシーズンを意気込んだ。