カブス鈴木誠也外野手(31)が11日(日本時間12日)、敵地でのロッキーズ戦に「5番右翼」で出場し、今季10号となる逆転の満塁本塁打を放った。通算3本目の満塁弾で、メジャー移籍以来、5年連続2桁本塁打を達成した。

胸中でよどむストレスを振り払うかのように、右腕フェルトナーの肩口から入るスライダーを振り抜いた。0-1と1点を追う4回1死満塁。左翼席中段の着地点を確認する前に、鈴木はバットを放り出し、一塁へ歩き出した。「ずっと投手のことを援護できてなかったですし、苦しい展開で投げさせてしまっていたので、援護したいなという気持ちで打席に立っていた。1発が出てよかったなと思います」。

ダイヤモンドを回った際には、感情をあらわにする光景も見られた。前日までカ軍は3連敗。鈴木自身、7戦連続安打と安打は出ていたものの、前日には3三振を喫し、この日の第1打席も三振。「自分に対してのいらだちがずっとあったんで、いいところで打てて、やっと貢献できたなという気持ちがありました。ずっと迷惑をかけていることは分かっていたので、その悔しさが出たのかなと思います」。

落としていれば、同一カード3連敗で借金生活に入る土俵際だった。「こういう試合はチームに勢いをもたらすと思う。次のカードからまたいい野球ができるようにしたい」。5年連続2桁弾ではしゃぐような鈴木ではない。(デンバー=四竈衛)

【動画】鈴木誠也 10号満塁ホームラン!