<インディアンス2-5ヤンキース>◇1日(日本時間2日)◇プログレッシブフィールド

 【クリーブランド(米オハイオ州)=大塚仁】ヤンキース松井秀喜外野手(34)が「仕事人」ぶりを発揮した。4番ロドリゲスがDH出場のため、5月23日フィリーズ戦以来の代打に同点の7回1死で起用され、ストレートの四球を選んで代走を送られた。出場時間は約2分だったが、その四球をきっかけに打線がつながり4点を勝ち越し。「塁に出ることが一番ですから、良かった」。今季5打数2安打3四球と好成績の代打で勝利に貢献した。

 今季30勝目を挙げたヤンキースは、18試合連続無失策という大リーグ新記録も達成した。今季守備についていない松井は記録に無関係だが、そこに加わる準備は着々と進めている。この日も試合前に守備練習を行い、ジラルディ監督は「代打で出場し、そのまま守備につかせることは考えている」と今後の起用プランを披露した。DHのない19日からのナ・リーグ主催交流戦では先発出場が少なくなりそうだが、打席数を確保する態勢は整えている。

 NYの地元紙「ニューヨーク・ポスト」は1日付で「松井が来季再契約する可能性はほとんどゼロ」というヤンキース幹部の証言をもとに「松井不要論」の記事を掲載した。限られたチャンスの中で、松井はそうした苦境を跳ね返そうとしている。