オリックスは20日、メジャー通算124勝の朴賛浩(パク・チャンホ)投手(37=パイレーツFA)の獲得を発表した。1年契約で出来高払いを含む年俸は満額で2億5000万円。背番号は61。先発の一角を任せる考えで、今日21日に韓国ソウル市内で入団会見を行う。オリックスは既に李承■内野手(34=前巨人)も獲得しており、今オフはパの各チームがそれぞれ大型補強を敢行。来季はどの対戦カードも、熱く盛り上がりそうだ。
オリックス7人目の外国人はビッグネームだった。ドジャースで同僚だった野茂英雄の123勝をしのぎ、アジア人投手でメジャー最多124勝を誇る朴賛浩だ。神戸市のスカイマークで会見した村山良雄球団本部長(63)は「先月中旬からずっと調査を続けてきました。なにぶんビッグな選手なので慎重に対応し、やっと発表出来ることになりました」と話した。
朴賛浩は94年にドジャース入りした韓国人初のメジャーリーガー。ド軍時代は「コリアン・エクスプレス」と呼ばれた160キロ近い速球でメジャーの強打者をねじふせた。02年レンジャーズ移籍後は腰痛や下半身の故障に悩まされ、球速も140キロ台中盤まで低下。それでもフォーシームだった速球をシュート気味に落ちるツーシームに改良し、スライダーとともに両サイドを突く投球で復活した。09年にはナ・リーグ覇者フィリーズの一員としてWシリーズにも登板。今季は名門ヤンキースと1年120万ドル(約9600万円)で契約。シーズン途中にウエーバーにかけられ、8月にパイレーツへ移籍していた。
村山本部長によれば、朴は来季もメジャーでの現役続行を希望し、興味を持つ球団も3球団あった。そこにオリックスが参戦。粘り強い交渉で獲得にこぎつけた。夫人が在日韓国人で日本で生まれ育ったことも決断する決め手になった。先発陣の一角を任せる考えの同本部長は「李承■と朴と2人がそろえば力倍増で頑張ってくれるはず」と、投打の韓流スーパースター相乗効果も期待した。
来季を「大阪元年」と位置付けるオリックスは積極補強を敢行。パのライバル球団も大型補強がめじろ押しだ。ソフトバンクは細川、内川のFA選手獲得に成功し、星野楽天は岩村、松井稼の大リーグ組が加入。日本ハムは斎藤佑、西武は大石、ロッテは伊志嶺と、ドラフトで即戦力大学生を獲得した。ストーブリーグの主役はパ。来季のペナントレースが楽しみになってきた。※■は火へんに華



