<オープン戦:エンゼルス3-1ホワイトソックス>◇4日(日本時間5日)◇アリゾナ州テンピ
エンゼルス高橋尚成投手(35)が、ホワイトソックスとのオープン戦に初登板し、1回を1安打無失点と好投した。5回から3番手で救援し、失策、安打、死球で1死満塁のピンチを招いたものの、後続を冷静に退け、新天地で無難なデビューを飾った。
走者を背負ってからが、高橋の真骨頂だった。「制球が良くなかった」と言いながらも、打者心理を読んだ駆け引きは、熟練の域に達していた。マウンドへ駆け寄ったブッチャー投手コーチに、日本語で「いいネ、サイコウよ」と声を掛けられると、思わずニヤリ。まずは、昨季打率2割8分2厘の2番ラミレスをチェンジアップで空振り三振に切り捨てた。「思い通りの投球ができましたね」。通算354本塁打の3番ダンは、スライダーで詰まった中飛。一塁側ベンチ横で見守ったオーナーのモレノ氏が、思わずニンマリするプレートさばきだった。
キャンプ直前、腰に張りを感じ、スロー調整となっていたが、高橋にすれば「それも想定内」。ソーシア監督の「ベテランらしい内容。緩急の使い方が素晴らしい」との言葉を聞くまでもなく、高橋への期待と信頼度は極めて高い。【四竈衛】




