【ポートシャーロット(米フロリダ州)12日(日本時間13日)=四竃衛】レイズとマイナー契約を結んだ松井秀喜外野手(37)が、15日にも傘下3Aの本拠地ダーラム入りすることが確実となった。同地で最後となった練習試合で初アーチを放つなど、調整ペースも上昇。合流後は、いきなりレッドソックス傘下ポータケット戦に出場する見込みで、17日(同18日)には右肘手術からの復活を目指す松坂大輔投手(31)との直接対決が実現しそうだ。
メジャーの舞台へ向け、松井が新たな段階へ進むことになった。2日以来、フロリダのキャンプ施設で調整を続けてきたが、15日に3Aの本拠地ノースカロライナ州ダーラムに入ることが内定した。松井は「試合、投手に対する慣れは出てきた。あとはもう少し上のレベルでやっていけるように頑張りたいですね」と、好感触を口にしていた。
ダーラム合流後の試合出場予定は決まっていない。ただ、合流した翌16日から出場する場合、相手はレッドソックス傘下ポータケット。メジャー経験のある田沢が救援陣の一角として控えるほか、17日または18日には松坂がマウンドに上がる可能性が高く、いきなり直接対決が実現する。「少しずつ野球をやる形になってきました」という松井にとって、松坂との日本人対決は、いつも以上に打席で集中できる機会といえる。
同地で最後となった練習試合では、第5打席に右翼へ「今季1号」となる特大アーチを放ち、調整を締めくくった。「完璧でしたね。甘く入ってきた球でしたが、いい打撃でした」と振り返る。打った瞬間、落下点を確認するまでもない、松井らしい1発。この日は2本の適時打を放つなど、5打数3安打3打点。結局、練習試合4戦すべてで安打を放ち、18打数8安打、打率4割4分4厘と、若手選手に格の違いをまざまざと見せつけた。
マイナーが休養日の13日も、休日返上で体を動かす予定。「ここでトレーニングしたことをいい形で出せるようにしたいです。体の方は問題ない。大丈夫ですよ」。両手に残る、本塁打の感触が、松井の本能を刺激したことは間違いない。



