巨人原辰徳監督が異例の「ノーサイン指令」を下した。3番手で登板した今村信貴投手(20)に対し、2イニング目は捕手にサインを出させずに投げさせた。配球を捕手任せにするのではなく、主体性を持たせて成長を促すのが狙いだった。今村は自分で球種を考えて組み立て、2イニング目を無失点に抑えた。

 原監督は「体も頭も躍動させて動かさないと。任せているだけではだめ。自分の意思の中で、主導権を持った中で、野性的に戦うのが大事」。