ソフトバンクのデニス・ホールトン投手(30)が7月中旬の1軍復帰に照準を定めた。右足内転筋痛で5月19日の阪神戦を最後に戦線離脱中の助っ人右腕は「自分としては3週間後に1軍で投げることをメドに調整している」とプランを明かした。15日にはブルペンに入り、立ち投げで約50球を投じた。スライダーやチェンジアップなど変化球も交え「特に痛みはなかった」と好感触。今後の青写真も見えてきた。「あと2、3回(ブルペンで)投げたら、試合で投げたい」。早ければ来月初旬にも2軍戦で実戦復帰する見通しだ。

 チームにとっては1日も早い復帰が待たれる。21日、高山投手コーチは「状況は苦しいけど、何とかやりくりしていくしかない」と現状を説明。昨季11勝を挙げた右腕が復活すれば、V戦線を勝ち抜くための起爆剤となりそうだ。

 [2010年6月22日11時5分

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