<日本ハム8-4ロッテ>◇17日◇札幌ドーム
昨季日本一のロッテ打線が「斎藤マジック」にはまった。井口資仁内野手(36)の活躍などで4点を奪ったが、終わってみればプロ初勝利を献上。打った選手も打てなかった選手も表情は半信半疑。金森打撃コーチも「いい当たりが正面を突く。点を取られてもエラーで自責点がつかない。『佑ちゃんワールド』に引きずり込まれた」とお手上げ気味だった。
オープン戦、練習試合を含めて3度目の対戦。これまで21打数3安打だったことを考えれば攻略した印象だが、選手に実感はない。5回2死一、二塁で凡退した金泰均は「コントロールもいいし、変化球もいいが、これといった特徴がない。打てない原因がよく分からない」と首をかしげた。先制弾など3安打の井口でさえ「ベテランのようなピッチング」と話した。
リードを許す展開で、攻撃陣に気負いもあった。低めに球が集まり、失投もわずか。「みんな打ちたい気持ちが強くて、強引に打ちにいっていた。ボールに手を出し相手の思うツボ」と井口。最初から最後まで、相手の術中にはまっていた印象だった。西村監督も斎藤の印象を聞かれると「それは」とさえぎり、会見を終えた。【鈴木良一】



