【ロッテ石垣元気】〝本拠地デビュー〟密着 悔しいマウンドで光が見えた1球

ロッテのドラフト1位ルーキー石垣元気投手(18)が本拠地デビューを果たしました。5月9日、巨人との2軍戦(ZOZOマリン)に7回から2番手で登板し、1安打3四球1失点と乱れ1回持たず降板となりましたが、最速155キロを計測し投じた直球18球は全て150キロを超えるなど、大器の片鱗も見せつけました。

プロ野球

★石垣元気が語った本拠地初登板

  • 「緊張はしなかった」淡々と振り返った心境
  • 先頭打者を初めて抑えた有言実行の投球
  • 課題はランナーを出してからの投球

◆石垣元気(いしがき・げんき)2007年(平19)8月16日、北海道・登別市生まれ。小学1年から野球を始め、中学時代は洞爺湖シニア所属。健大高崎では2年春から4季連続で甲子園出場。2年春は優勝、3年春は4強に貢献。25年ドラフト1位でロッテ入団。180センチ、78キロ。右投げ両打ち。背番号18。今季推定年俸1600万円。目標の投手はアストロズ今井達也。

5月9日、2軍戦ロッテ対巨人 7回、マウンドに上がるロッテ石垣元気。〝本拠地デビュー〟を果たした(撮影・足立雅史)

5月9日、2軍戦ロッテ対巨人 7回、マウンドに上がるロッテ石垣元気。〝本拠地デビュー〟を果たした(撮影・足立雅史)

有言実行 初の先頭打者封じ

ロッテファンが待ちわびた瞬間が訪れたのは7回表のこと。「マリーンズのピッチャー石垣元気 背番号18」とアナウンスが流れると、万雷の拍手が起こった。2軍戦とは思えないほどの注目と観客の視線を一身に浴びた〝本拠地初マウンド〟。だが、石垣元は「緊張はしなかったです」と淡々と振り返った。

5月9日、試合前にはZOZOマリンスタジアム上空11メートルの強風を記録

5月9日、試合前にはZOZOマリンスタジアム上空11メートルの強風を記録

試合前、強風でグラウンドに落ちていたゴミを拾う

試合前、強風でグラウンドに落ちていたゴミを拾う

「緊張しなかった」という言葉は、決して強がった発言ではないだろう。試合前練習中の午前10時過ぎ。球場内の風速計は最大11メートルと表示されるほど、ZOZOマリン特有の強風が吹きつけた。グラウンドにはどこからか飛来してきたゴミが舞う。そのゴミを丁寧に拾う選手こそが石垣元だった。「(ゴミが)あったので拾いました」と平然と言いのけるも「高校時代から掃除というかゴミ拾いをしていたので、それが出たのかな」。泰然自若と試合に向けた準備を進めた。

5月9日の巨人との2軍戦、念願のマウンドで力投

5月9日の巨人との2軍戦、念願のマウンドで力投

それから約5時間半後。18歳のルーキーは「今までは先頭バッターを出してきたので、まずは先頭抑えることを意識してやりました」と明確なテーマを持って、堂々としたたたずまいでグラウンドに登場した。

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2001年12月生まれ。千葉県千葉市出身。10年に地元球団のロッテが日本一になった瞬間をテレビで見たことがきっかけで、野球の面白さを知る。高校時代は、土日休みだった硬式テニス部に入部し、週末になると野球観戦に出かける日々を過ごしていた。
武蔵大社会学部メディア社会学科を経て、2024年4月に入社。夏の高校野球取材では東東京地区を担当。東東京代表の関東第一が甲子園でも決勝まで勝ち上がり(結果は準優勝)、胸が熱くなった。同年10月から野球部配属となり、遊軍として各球場を転々とした。
25年1月から巨人担当。趣味はドラマ鑑賞、神社仏閣巡りなど。好きな食べ物はラーメン(特に家系)。