<ソフトバンク0-4ロッテ>◇8日◇福岡ヤフードーム

 恒例イベント「鷹の祭典」でソフトバンクが天敵サウスポーの前に、また0行進だ。昨秋CSで2敗を喫し、シリーズへの道を閉ざされたロッテ成瀬に散発5安打に抑えられ、約2カ月ぶりの完封負け。100万人突破の日に毎回の11三振を奪われる完敗で、2位日本ハムとのゲーム差は1に縮まった。

 最後はこの日を象徴するような終わり方だった。ロッテ成瀬の高めのつり球に、カブレラのバットは空を切り、空振り三振。1点も奪えないまま、ゲームセット。昨秋のクライマックスシリーズで2敗を喫したサウスポーとの今季初対決で、ホークスが返り討ちにあった。

 秋山監督

 成瀬よかったな。コントロール、球の切れがよかった。チャンスも少なかったな。

 指揮官が脱帽すれば、主将も完敗を認めた。

 小久保

 手も足も出なかった。打席での力の抜け具合がよかったから今日は打てると思ったのに、それでも打てんかった。

 小久保裕紀内野手(39)は高めつり球で2三振。4回無死一塁では三ゴロ併殺に終わるなど、4打数ノーヒットに仕留められた。得意のスライダーより高め直球を決め球の軸としたスタイルに惑わされたのか、5番カブレラも3三振を含む4の0。昨季成瀬との対決で15打数6安打3本塁打と打ちまくった多村や、左投手も苦にしない内川が故障で不在とはいえ、これで昨秋CSから成瀬の前には22イニング無得点。優勝ペナントを意識した青ユニホームの本拠お披露目ゲームで、苦手意識をぬぐえなかった。

 1週間後の15日から敵地QVCマリンでロッテ3連戦がある。再び成瀬との対戦が濃厚だ。主将の言葉は、落ち込む時間がないことを表している。

 小久保

 引きずらないことが一番大事。1週間後よりも、明日、明後日や。崩されたところを明日のフリー打撃で修正する。

 9日はエース杉内が先発。3度足踏みしている通算100勝の白星を打線がプレゼントすれば、この日の黒星はそう重くない。【松井周治】