なりふり構わず必死のパッチ、鉄は熱いうちに打つんや!
阪神真弓明信監督(58)がミス撲滅に向けて、若虎に特訓を課した。16日、広島4連戦を前に甲子園室内練習場で指名練習を敢行。真弓監督らが大和、狩野らに守備、バスターなどを徹底指導。柴田は自らバントを特訓した。最近6試合で10失策と自滅続き。残り32試合での巻き返しに向け、課題克服にすぐさま動いた。
真弓監督が、言葉に力を込めて言った。敵地広島に向かう新幹線のホーム。ヤクルト、中日との6試合に1勝5敗と負け越し自力優勝が消滅。6試合で10失策と勝負どころでミスが続出した。苦境に立たされたが、32試合が残っている。最後まで戦い抜く気持ちを聞かれて、きっぱり言った。
真弓監督
当たり前だ。
まだ決着はついていない。そんな負けじ魂が約3時間前の甲子園室内練習場の至るところで漂っていた。
ミス撲滅へ、首脳陣が若虎に特訓を施した。舞台はこの日の野手指名練習だ。
(1)バスターの反復練習
狩野、浅井、大和らに真弓監督、木戸ヘッドコーチ、山脇守備走塁コーチらが徹底指導した。最後は首脳陣が狩野のバスターをそろって凝視した。前カードの中日3連戦では肝心な場面でバント失敗のシーンも1度や2度じゃなかった。柴田は自ら黙々とバント練習を繰り返す。統一球対策として、昨秋キャンプから口を酸っぱくして言ってきた小技の重要性をもう1度、脳裏にすり込ませた。
木戸ヘッドコーチ
打率3割ぐらい打っていたら、普通に打たせるけど、そうじゃないんだから。
(2)守備の徹底指導
大和は、さらに居残りでバント処理の特訓を受けた。守備に定評があるが、前日15日の5回無死一塁で失策を犯して決定的な2失点につながっている。岡野手総合チーフコーチの指導で、本塁方向にダッシュ→捕球→反転して二塁送球。約15分の特別指導を受けた。
岡コーチ
復習と、これからの予習。何のためにサードを守っているか。やってもらわないといけない。
大和
教えてもらって、なるほどと思うことは多いです。勉強になります。
真弓監督は前夜の敗戦後、こう口にした。「プレッシャーがかかってもさあ、プロ野球選手なんだから」。しびれるような重圧こそが、プロの技術を引き立たせる最高のスポットライトだ。ミスがあるのもプロ野球。だが、同じミスを繰り返していては、ファンのため息を誘うだけだ。4位からの逆襲に向けて、これ以上、自滅は繰り返さない。【益田一弘】




