<ソフトバンク1-1日本ハム>◇17日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク山田大樹投手(23)が、ダルビッシュ相手に堂々と渡り合った。1カ月ぶりの先発となったが、日本ハム打線を相手に8回途中6安打9奪三振。中田の内野安打による1失点で踏ん張った。

 「久々のマウンドでしたが、打者との対戦を楽しもうと思って投げました。何とか粘り強く投げられたと思っています」

 優勝争いの重圧をはねのけるほど、必死だった。5月中に昨季の勝ち星を上回る5勝をマークするなど序盤は絶好調だったが、夏場以降は調子を落としローテから離脱。優勝争いの輪に加わるためにも、巡ってきたチャンスをものにしようと気合が違った。前日16日には、ともに2軍で汗を流しながらチャンスを待った大隣が初勝利。先輩左腕にひけを取らない投球で、投手陣の層の厚さを見せつけた。

 「トナリ(大隣)さんがいいピッチングしたんで負けられないと思った」

 ハムキラーとして、悲願のCS突破の武器にもなりそうだ。今季は日本ハム戦には5試合登板し、対戦防御率が1・34。8勝目こそつかなかったものの、山田が前日先発した大隣に続き大きな仕事を果たした。【倉成孝史】