日本ハムNO・1「スイーツ男子」の大谷翔平投手(20)が20日、間食でも二刀流を実践していることを告白した。チョコレートを筆頭に洋菓子に目がないが、栄養管理のためオフの期間限定で和菓子へとシフトチェンジ。脂質の対比との観点から、アイスクリームなどを制限。団子や、あんこなど日本古来のおやつの本流で、欲求を満たしているという。「甘いモノはオフは控えている。洋菓子とか脂が多いので。和菓子を食べています」と、いじらしい努力あふれる食生活を披露した。

 年俸1億円の大台到達、各種表彰ラッシュと甘く見えた2年目のオフ。大谷はひそかに格闘の日々を過ごしていた。「そんなにバクバクは食べないですけれど、チョコレートが好き」が本来の無邪気な20歳の素顔。運動量が減少する現在は、高カロリーの洋菓子に自主規制をかけた。「コンビニで買う時は、今までならアイスとかだったけれど、団子にしようとかになった。(差は)微々たるものですけれど」。大好物のスイーツを我慢すれば、極度のストレスもたまる。クレバーに折衷案を模索し、和菓子へ行き着いた。

 新境地開拓の目覚めもある。「つぶあんよりも、こしあん」と、和菓子通の一面も見せる。ケーキなどが合宿所でも提供されるクリスマスイブは解禁する計画だ。「クリスマスくらいはいいかな。(一緒に)食べる人(女性)もいないんで。寮母さんがケーキを出してくれると思います」。練習予定の“シングルベル”が待ち遠しい。この日も2軍の千葉・鎌ケ谷でランニングに投球フォーム確認、マシン相手のフリー打撃を消化。本業のメニューは甘くはないが、もちろん二刀流だった。【高山通史】