海外FA宣言していた阪神鳥谷敬内野手(33)が22日、兵庫・西宮市内の球団事務所で再契約交渉に臨み、1億円増となる推定年俸4億円の5年契約でサインした。今オフはメジャー挑戦を視野に入れ海外FA権を行使、約2カ月の熟考を経て今月上旬に残留を決断。阪神歴代最長に並ぶ5年契約を結び「阪神で終われたら」と宣言した。

 -契約更改の内容は

 鳥谷

 複数年です。金額についてはご想像にお任せします。

 -2カ月間、熟考した

 鳥谷

 自分としてはある程度、期限を決めた中でどう思うか、と。今年は一番悩んだと思います。

 -残留を決めた要因は

 鳥谷

 去年、日本シリーズで悔しい思いをした。シーズンも2位だった。今年は優勝して日本シリーズに出て、日本一になりたい。

 -球団サイドからは

 鳥谷

 残留してくれてありがとう、と言ってもらいました。しっかり動ける準備をしていきたい。シーズンまでに技術的な部分をしっかり上げていきたい。

 -連続試合出場にこだわりがある

 鳥谷

 あまり先のことは考えていない。1年1年やる中で、毎年毎年出る中で、という感じです。

 -沖縄自主トレの進捗(しんちょく)状況は

 鳥谷

 キャンプでケガをしない体作りをやってきた。打つ方はティー打撃、ロングティー打撃が中心。守備もやっているし、ボールも投げている。

 -今季もキャプテン

 鳥谷

 キャプテンをやらせてもらってから優勝できていない。そこを目標にしてやっていきたい。

 -優勝には何が必要

 鳥谷

 シーズンの中で探しながらやっていきたい。去年はCSを勝ち上がれたけど、今年は開幕からしっかり勝てる試合を勝つ。それの積み重ねだと思う。取れる試合をしっかり取っていかないといけない。

 -チームメートからは残留を喜ぶ連絡が届いた

 鳥谷

 選手もそうですけど、裏方さんからも残ってくれて良かったと言っていただいて、本当にありがたかったです。

 -悩んだ末に残留。新たな気持ちが生まれたか

 鳥谷

 やっぱり優勝したい。そういう気持ちがより強くなりました。