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プロ野球ドラフト会議2007

楽天強運!長谷部ゲット/ドラフト

愛知工大・長谷部は鉄人28号と仲良くポーズをとる(撮影・清水貴仁)
愛知工大・長谷部は鉄人28号と仲良くポーズをとる(撮影・清水貴仁)

 楽天がまたしても強運ぶりをみせつけた。5球団が競合した「ビッグ3」の愛知工大・長谷部康平投手(4年)を島田亨球団社長(42)がゲット。昨年は「黄金の右手」で4球団が重なったマー君こと田中将大投手を引き当て、今年は自称「プラチナの左手」がさく裂。05年片山博視(当時報徳学園)から続く3年連続の大当たりに、野村監督もただ驚くばかりだった。

 楽天島田球団社長の左手の薬指が、運命の赤い糸をガッチリとたぐり寄せた。5球団による競合となった抽選で、またもや強運ぶりを発揮した。3番目に抽選の箱の前に立つと、過去3度とは違い、左手で、くじを引いた。「交渉権あり」を確認すると、楽天のテーブルはお祭り騒ぎだ。野村監督もスタンディングオべーションで同社長を迎え、握手攻めにした。

 3年連続3度目の当たりくじ。今年の高校生ドラフトでは仙台育英・佐藤を逃したものの、実に3勝1敗の高勝率。会場を出た同社長は、強運の理由を問われると「これです。結婚は実力ですけど」と、左手に輝くハリー・ウィンストンの結婚指輪を突き出した。同社長は10月13日にテレビ朝日の石井希和アナウンサー(29)と挙式したばかり。昨夜、夫人と相談して今回は左手でくじを引くことを決断したという。マー君を引き当てた昨年は「黄金の右手ストラップ」を製作、発売したが「今度はプラチナの左手を作りましょうか。200点満点のドラフトです」と、ご機嫌だった。

 楽天ではいなかった北京五輪候補の交渉権をゲットし、野村監督も「島田社長の黄金の左腕、健在なり。いつも感心するくらい強いな」と、うなるばかり。当初は大場の指名が濃厚だったが、監督が左腕を希望し、長谷部指名に土壇場で方向転換した経緯もある。「コントロールに加え、度胸がある。小気味いい、キレのいい球を投げると聞いている。小さな大投手のイメージ。昔で言う荒巻(淳=阪急)さん、火の玉投手と言われていた。マー君の新人王は決まったか? 2年連続で新人王でも出すか」と笑いが止まらない。起用法は「キャンプを見てから適材適所を考える」と話すが、先発、中継ぎ、ストッパー、どこでもできると期待している。集大成と位置付ける野村楽天3年目に、これ以上ない補強となった。【金子航】

[2007年11月20日9時57分 紙面から]

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